こんにちは!
なつこです!
ドラクエ11コンサートは3回目ですが何回目でも新しい気持ちで楽しみになれます。
まずはお決まりの花輪。
時間になり、楽団員の皆さんが壇上へ。
本日のメトロポリタンブラスクインテットの面々はテューバの佐藤さんだけでした。
日本のオーケストラが体格や骨格の問題により海外のオーケストラと比較して低音で苦戦する中、都響は重厚感のある低音を安定して響かせています。
それは金管奏者の面々の力量、とりわけテューバ佐藤さんのボディブローのような音量に依るところが大きいです。
都響のドラクエが他のオケと比べて迫力がある理由の一つです。
ドラクエの音楽を支えてくださる縁の下の力持ちのような方です!
いつもありがとうございます!
まずは序曲。
都響の音色はまるでシルクのように滑らかで聴き惚れます。
何度聴いてもこの序曲で心が洗われます。
今回の会場は八王子だったので、すぎやま先生が八王子の思い出を語ってくださいました。
すぎやま先生「学生の頃はね、理系だったものですから、八王子にあった工場でなにやら計算のアルバイトをしていましたよ」
音大に行きたかったすぎやま先生、ピアノが弾けず仕方なく東京大学理科II類へ進学。
そのときのお話です。
すぎやま先生「今は高いビルが軒並み立ち並んでいてすごいですね。
ぼくがいた頃はなんにもなかったのに」
一説によるとお父様のコネで品質管理のアルバイトをしていたとか。
音大への憧れからか、各音大をトップで卒業した方々が集まる東京都交響楽団を寵愛されています。
奥様もヴィオラ奏者でした。
さて、本日の愛のこもれびも矢部達哉さんのヴァイオリンで聴くことができました!
ドラクエ音楽のコンサートマスターと言えば矢部達哉さん! と言っても過言ではありません。
いつも体全体で都響全員の舵取りをしてくださる方です。
いつまでも聴いていたいコンサートも終わりはきます。
最後の曲が終わり鳴り止まぬ拍手の中、すぎやま先生がアンコールに応えてくださいました。
アンコール曲は「過ぎ去りし時を求めて」
今日はトランペット主席の高橋敦さんがいない日です。
トランペットが最後まで第一線で活躍する曲なのでトランペット奏者、岡崎さんの本当の戦いはこれからです。
そんなことを思い浮かべながらオーケストラの演奏に耳を傾けます。
「過ぎ去りし時を求めて」のラスト、「そして伝説へ」でも流れるあのファンファーレの1番の高音部でトランペットの音色を高らかに響き渡らせる岡崎さん。
その音色を待ち構えた管弦楽器が包み込むように演奏を引き継ぎます。
歌うように伸びやかなトランペットと共にオーケストラ全体で曲の最高潮に達し、アンコールは終わりました。
素晴らしい演奏でした。
ドラゴンクエストの集大成とも言える渾身の一曲です。
岡崎さんの演奏は主席高橋さんのときとなんら変わらぬ素敵なトランペットでした。
充実感に満ちる瞬間だと思います。
ふと壇上へ目を向けると
普段ならコントラバス奏者だけが楽器をクリーニングしているタイミングで、他の奏者と2人残り岡崎さんが談笑していました。
演奏のときとはまた違った晴れ渡るような笑顔。
その笑顔を見て、なんだか私も幸せな気持ちになりました。
ポチっとするまでが遠足ですよ♡
ほらここ♡
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