【中学受験】静かに受験生を励ます文章(6年生向け記事)

 
グッと寒くなってきました。
ついこの前まで、教室には冷房をガンガンきかせていたのに、あっという間ですね。
ダウンジャケットを着ている生徒が目につくと、
 
決戦迫る
 
ということを感じます。
2月は寒さのピークなので、寒くなるにつれて本番が近づいているということですね。
 
 
受験生本人は、あと◯◯日!!なんてことをそんなに意識しなくてもかまいません。
ただ、目標に向かって自分なりに力を尽くしているという感覚があればいいと思っています。
 
特に強調したいことは2つだけ。
まず、科目に関わらず、時間をはかっての演習にはとにかく集中すること。
入試は「勝負事」といってもいいものですが、それは日々の細かい演習の延長上にあるものです。
本番だけ真剣に取り組むというのは幻想なので、いつも集中して問題と格闘することを当たり前にすることです。
 
特に算数は、解き直し、復習して身につけるような段階ではなく、一期一会、その瞬間に正解までたどりつき、それを吟味できるかどうかの勝負です。
そのためには先生の解説を真面目に聞くことよりも、まず自分なりに全力でぶつかることが大切です。
(まあ、これは別に6年生だけに限ったことではありませんが‥‥)
 
もう1つは、苦手科目や単元から逃げないこと。
「これが出たらマズい」と思う内容をつぶす時間はまだ残っています。
完成度80の内容を90にするより、完成度30の内容を60にする方が簡単なんです。
気が進まないかもしれませんが、本番で自分の力を存分に示すために、準備しましょう。
 
 
さて、Wisardの卒業生が書いてくれた合格体験記で、特に好きな文章があります。
その一節に、こういうくだりあります。
(興味のある人は探してみてくださいね!)
 

◯◯中学校の校門をくぐると僕と同じ受験生、その塾の先生方が目に見え、自分がこの1000人の内の1人にすぎないことを自覚し、ここから先は自分の経験と実力で300人に残るしかないことを改めて感じました。

 
こんなことを思えるくらいの仕上がりで、本番を迎えてほしいと思っています。
 
 
 
 
 
 
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4 件のコメント

  • 素晴らしく文章力のある受験生ですね。
    やる気と緊張に満ちた気持ちがよく伝わります。
    こんな風に自分の気持ちを冷静に、まるでその景色が第三者に見えるように表現できるなんて、すごいと思います。

  • この素敵な文章を書けるほどの成長があれば、親としては何より嬉しい事だろうな~と思いますが、現状ではその域ではない我が息子です。
    この記事を先生からのメッセージと読ませました。
    今、まさに息子に必要な事です。
    本人が感じとって日々の勉強に生かしてくれたらと思います。
    当然、親の私もヤル気を削がない言葉がけを心がけます。
    先生の記事いつも楽しみにおります。

  • >匿名さん

    この子は抜群の国語力を一番の武器にして、志望校の入試を突破した生徒でした。
    校門をくぐったら、親も先生も中学受験生を助けてあげることはできません。
    自分の力を頼みにするほかなく、だからこそ成し遂げることの価値も増します。
    それを本人がわかっているというのは、非常に素敵なことですよね。

  • >匿名さん

    いつも読んでいただき、ありがとうございます。
    お子さんの気持ちが少しでも良い方向に向けば幸いです。
    本番で、白い息を吐きながら、最高に集中している自分を外から見ているような状態になれば、きっと合格できます。
    そのためには、しっかりした準備が必要です。
    まずはそれを1つ1つ片付けていくことに集中なさってください。

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