【中学受験】合格実績のカウントについて

 

2月の疑問

 
毎年1年間の終わりに、
合格実績・進学実績の集計というお仕事があります。
この作業をしていると、疑問に思うことがあります。
 
合格の重複です。
 
 
Wisardは少人数の教室のため、
合格実績や進学実績は上がり続けることもなければ、
下がり続けることもありません。
大手の教室のように、〇〇中〜人合格!!のようなこともありません。
生徒の志望校は年度によって全く異なるので、
それを比べてもあまり意味がない性質のものです。
 
 
合格実績として教室ができて以来のデータを公開しているのは、
 
どのような生徒が通っているのか、
送り出した生徒たちがどういった進学先に進んでいるのか

 
についての客観的な情報として、
入室を検討するご家庭に参考になると思うからです。
(卒業生たちの頑張りをとても誇りに思っており、
全世界に知ってほしいという気持ちももちろんあります)
 
 

合格実績のカウントのルールはどうなっている?

 
 
それをカウントする中で、
合格の重複という点は必ず問題になります。
 
まず、中学入試には選抜クラス合格や特待合格のように、
合格の種別があります。
同時に試験が複数回あるため、
1人の生徒が何回も同じ学校に合格するというケースもあります。
 
 
例を上げるとわかりやすいですね。
 
例1:栄東中学校のA日程を受験して難関大クラス合格、
東大IIの入試で東大クラス合格。
 
例2:渋渋の入試を2月1・2日と連続して受験し、
両日程とも合格。
 
 
これははっきりとはわからないのですが、
大手の教室はおそらくどちらもダブルカウントしていると思います。
統一ルールがあるわけではないので、どの教室もマイルールに則って数えています。
 
例1・2共に
大手の教室は合格の種別までは公表していないことが多いため、
できるだけ数が多くなるようにカウントしているはずです。
 
それはなんだか違うかなと思うので、
Wisardでは以下のようにカウントしています。
 
例1:
 
栄東(難関大クラス):1
栄東(東大クラス) :1
 
例2:
 
渋谷教育学園渋谷  :1
 
例1の場合は、1人の生徒が2回合格していることになるのですが、
完全に別の試験を受験して合格しており、
その結果が一番わかりやすく伝わると考えています。
 
例2の場合は、試験の仕組み上、2回受験していますが、
実際に合格したのは明らかに1名なので、
これを2名とカウントすると、合格実績から実情がわからなくなってしまいます。
 

Wisardでの合格実績のルール

 
 
つまり、
 
・合格種別が異なる場合は、
1人の生徒であっても複数回の合格をカウントする。
 
・合格種別が同じ場合は、重複してカウントしない。

 
というルールで、合格実績を発表しています。
 
 
このルールの結果として、
合格した人数そのものはダブルカウントと比べて低く抑えられますが、
受験生たちの結果がわかりやすくなっています。
(実際はもう少し複雑なので、この発表のルールであっても、
やはり完全に実績から受験生の動きがわかるわけではないのですが)
 

合格実績から見えてくるものは多い。

 
 
そのような目で見ていただけると、
 
Wisard 合格実績
 
からも、いろいろなことが見えてくるはずです。
よろしければ、
 
Wisard 合格体験記
 
と合わせて、ぜひご覧になってください。
Wisardの11年間の歴史が全て詰まっています。
 
 
そして、来年は12期生たちが頑張ってくれると、期待しています。
 
もちろん、難関校に進学した生徒の人数云々ということではありません。
希望する中学校へ、1人でも多くの生徒が進学してほしいということです。
 
今年はコロナウィルスの影響がはかりしれないものがありますが、
条件は全ての受験生にとって平等。
そう思って準備することが大切だと思います。
 
 
 
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