中流階級の食寝言 ~それでも上流階級の夢をみる~

普段、人様は何を召し上がっているのか気になりませんか?自分は物凄い気になる。。。

もばら@大井町 ★★★★☆

2019-12-03 18:11:00 | 焼き鳥・もつ焼き
失脚したナポレオン・ボナパルトが流刑地であるエルバ島を脱出してからパリに戻るまでに、当時の新聞は次の様な見出しで態度をコロッと変えます。



怪物、流刑地を脱出(2月26日)


コルシカの狼、カンヌに上陸(3月1日)


王位簒奪者、グルノーブルを占領(3月7日)


ボナパルト、北方へ進撃。勢い増すもパリ入城は不可能(3月17日)


ナポレオン氏、明日パリへ(3月19日)


皇帝陛下、フォンテヌブローにご帰還!皇帝万歳!!(3月20日)
…凄まじい変わり身です。しかし、鶏肉嫌いのアナタもこちらの鶏料理をいただけば、きっとコロッと鶏肉好きに変わるでしょう。



もばら
会社の女子パイセンが絶賛しておりまして、早速予約を取ってやって参りました。


まず出てきましたのはお通しの鶏皮スープ。そしてコレがいきなり美味いっ!★★★★★ 雑味一切無し、純粋無垢な鶏の旨みがドバドバです。鶏皮もトロッとした舌触りで何やら官能的です。


ビールで流すのが勿体ないくらい。


さて、何をいただきましょうか。取り敢えず女子パイセン激賞のヤーツを注文します。


鳥刺し(2人前)
コレコレ!コレを激推しされたんです。早速いただいてみますれば、






うっま!!!★★★★★
やだー、ちょっと何コレー⁉︎まるでびんちょうまぐろの上物、そして勿論生臭さなど無し。特にヅケはねっとりとしてすっごい美味い。


もも焼き(小)
見るからに旨そー。熱々のうちにいただきましょう。



ジューシィにジューシィ!★★★★★
(恐らく)塩を振って焼いただけなのに、なんという旨さでしょうか。噛むとジュワーと肉汁が溢れ、また柔らかな肉質に思わずニンマリしてしまいます。


お好みで〜と出された酢醤油も試しましたが、やはりそのままでいただいた方が鶏肉の只者で無さがダイレクトに伝わります。



さあ、じゃんじゃん参りましょう。


内臓盛り合わせ
コレまたパイセン絶賛の一皿。んで、仰る通り


んまい!!!★★★★★
どれもこれも深〜い味わいでとっても美味い!特にこちらのとろーりレバーは涙モノで甘さ、コク、風味の三拍子揃い踏み。


こりゃビールじゃ勿体ないってコトでお酒にチェンジ。更にこの辺で鶏以外も挟んでみます。



庭つ鶏サラダ
頂に庭つ鶏なる鶏肉がましますサラダ。コレは胡麻ドレッシングが強過ぎて鶏肉のお味がみえません。ただサラダとして、箸休めとしては中々★★★☆☆



スパイスワンタン
揚げワンタンかなぁ〜なんて勝手に見当つけて注文してみたらこんな感じのが出てきました。食べてみるとなるほどクミンやら胡椒やらが効いていて確かにスパイシー★★★☆☆ ただやはりこちらのお店で態々注文する料理じゃないな。


ってコトで、鶏肉料理に回帰いたしましょう。


おやどり
流石は年の功というべきか。恐ろしいくらいの弾力と濃いい味に圧倒されます★★★★★ コレもまた酢醤油は不要です。



から揚げ(4個)
普段唐揚げなんて見向きもしませんが、パイセンから「必ず食べるように」と念を押されておりましたので注文。んで


おったまげた★★★★★
噛み締めるとドクドクと流れ出す鳥のスープに、一瞬自分が唐揚げを食べているコトを忘れてしまいます。


特にこちらの胸肉の方は胸肉でありながらジューシィでビックリします。こりゃ参った!



食べて飲んで2人で9,000円ちょい。価格も文句無し。鶏肉好きは元より是非鶏肉は苦手、って方にこそ召し上がっていただきたいこちらの鶏料理。間違いなく鶏肉好きに宗旨替えされると思いますよ。



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