ここのところ、脱走したり迷子になったり、飼い猫らしき子が外に何日もいたりなど、
ご相談されたり聞いたりしたことで、何度か警察とやり取りをしていました。
その中で逆に担当者からご相談を受けることがありました。
『交番に連れてこられた猫は、犬と違って、なかなか愛護センターは受け取ってくれない。
そのため、署内でできる限り対応してきたが、それも限界が来ている』
過去に、警察で保護された猫が、
雨風が強ければ濡れてしまう、冬場なら寒くて凍えてしまうかもしれないような、
そんな外の場所に置かれているのを見たことがあります。
今回相談された担当者さんは、往々にして物としてしか扱われない猫を、
生きる命として扱ってくださり、思いを持って対応くださってきたのだなと感じました。
どうしたらよいか分からない中で、やむなく保護はしたものの、
交番に預けられた猫たちは幸せになれるわけではありません。
警察に連れてこられた猫についてどうあるべきなのか。
「殺処分ゼロを達成!」と発表した東京都ですが、
実はその負担が警察や猫ボランティアに回ってきています。
殺処分ゼロの前に、不幸な猫が生まれることを減らすことが必要ではないでしょうか。
東京都には考えを聞いてみたいものです。
心ある担当者さんからのご相談でしたので、
今後、出来る限り何かしらの対応をしていきたいと思います。