2月25日の予算委員会分科会の質問のうち、今回は新潟水俣病についての国会質問をご報告させて頂きます。

 

私の委員会質問は、以下のURLの予算委員会第6分科会のところより、動画でご覧になれます。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=49827&media_type=

 

 

●新潟水俣病

私の地元で発生した新潟水俣病は、熊本県の水俣病と同様の症状が確認されたためにこの名があり、第二水俣病との別名もあります。水俣病は「公害の原点」とも言われており、その歴史や教訓を次の世代に確実に継承していくことが重要です。また、私は水俣病を経験した我が国だからこそ、世界から水銀の被害をなくす取組を進めていくことが必要だと思い、新潟水俣病について環境省の見解を質問させて頂きました。

 

これに対して、佐藤ゆかり環境副大臣より以下の答弁を頂きました。

 

●これまでに2,793人の方々が救済

水俣病については、公式確認されてから、熊本では63年、新潟では54年がそれぞれ経過。新潟県においては、これまで、公害健康被害補償法に基づき715人が認定され、また、2度の政治解決により、2,793人の方々が救済されたこと。

 

水俣病の経験や教訓を国内外、次の世代へ発信

世界のいかなる国においても、水俣病のような悲惨な公害を繰り返してはならない。平成29年(2017年)に「水銀に関する水俣条約」が発効したが、我が国としても、世界の水銀対策を牽引する立場として、水俣病の経験や教訓を国内外に、そして次の世代に向けて発信していくことは重要なことであること

 

●新潟地域における普及啓発の取組を推進

環境省としても、語り部の方々による自身の経験などを後世に伝える「語り部」活動、阿賀野川流域の豊富な環境資源を活用した環境学習ツアーの実施等、新潟地域における普及啓発の取組を、関係自治体と密に連携しながら、引き続き推進していくこと。

 

●環境行政の原点である水俣病問題の解決へ

水俣病は、今日まで続く環境行政の原点。そのことを忘れることなく、引き続き、水俣病問題の解決に向けて、できることを一つ一つ着実に積み重ねていくこと。

 

 石崎とおるは、引き続き、新潟選出の国会議員として、可及的迅速に全ての新潟水俣病被害者が救済され、また、水俣病のような悲惨な公害が二度と引き起こされないように、尽力して参ります。

 

衆議院議員

石崎徹