今回の処分の経緯とご説明

2020年10月20日

衆議院議員 石崎徹

 

昨年の週刊誌報道でもありました、私と元秘書間の暴行・傷害の疑いにつきまして、以下の結論が出ましたのでご説明させて頂きます。

 

昨日、一部暴行について略式起訴の処分が下され、突然のことで驚きかつ困惑しております。

本件で皆様にご迷惑・ご心配をおかけしましたことに、あらためてお詫びを申し上げます。

 

実は過日、検察へ赴き、事実関係等の確認をされている際、係争中の元秘書との共通の知人より示談の可能性の一報が入りました。

 

その旨を検察側にも伝え、処分保留を要請したのですが、とりあえず調書にサインする様に話があり、サインしないと裁判に持ち込む旨の告知がありました。

担当の検察の方から「こちらは組織で動いているので」との言葉があり、必要以上の摩擦を避けるため応じると共に処分の保留を嘆願しました。

 

その後、改めて謝罪の気持ちと共に共通の知人を通じて相当額の示談金の支払いを済ませ、本人との示談の合意に至った旨の報告があったことから元秘書において被害届を取り下げ、不起訴処分が間違いないとの確信が得られたので、その旨を検察にも伝えました。

その所、担当検事の方から、自分には示談の確認が取れていないと連絡があり、事情を説明しましたが聞き入れてもらえませんでした。

そうした所、昨日略式請求をした旨の報に接し、驚愕した次第です。

 

とはいえ、司法機関の出したこの結論に真摯に向き合い、私としてもお伝えする部分はきちんとお伝えさせて頂ければと存じます。

 

事実関係については、上述のような事情で、一部認める形にはなったものの、以下のとおり、疑義とともに承服致しかねるところもございます。

 

具体的には、先日認める形となった2件の暴行について、1件目についてはUターン禁止のところでUターンをする、といった無謀な運転があったため、咄嗟に身体に触れたことがあったかもしれませんが、暴行のための行為ではありません。また2件目については、日常的にスケジュールを間違うなど、煽りのようなミスの連発を繰り返していたため、注意をした際に手があたった可能性があります。

ですが録音テープに記録し、週刊誌やテレビ局など公の電波に乗せて、事務所内の秘匿情報なども公にした行為について、泣き寝入りするしかないのか、ずっと逡巡してきました。そして、録音を意識してか、わざとなのかと思うミスの連続、大きな声での過剰な反応、改めて録音を聞き返してもやはり腑に落ちない点が多々ございました。

 

当該の元秘書の日頃の仕事ぶり全般に言えることですが、スケジュールの把握ミスや、対人関係においても神社の宮司さんが顔を真っ赤にして、当該の元秘書をもう連れてこないでほしいと怒られた事や、多くの支援者からも当該の元秘書の言動への批判の声が多数あったことも事実で、意図的に政治活動を妨害しようとしているのではないかと懸念してしまう事さえありました。

 

そもそも当該の元秘書は2012年の選挙の際に候補者公募で争った事もある人物でした。

2年前に秘書として働きたいと要望があった際、当初はその事実を知らず、本人から聞いた時は驚いたものの、でもだからこそ想いを同じに仕事が出来る仲間だとも思い一緒に仕事をして頂く事となりました。

ですが結果的に私心無く国会議員秘書として職務に専念する人物でなかった事を見抜くことができずに採用してしまったことは私の不徳の致すところです。

 

ただ、要因はどうであれ私の言動が相応しくなかった事もまた事実です。

その点に関しては反論の余地がございません。

自分自身今一度、猛省し、自らの言動に関しては当該の元秘書に対し心から謝罪申し上げます。

 

いずれにしましても、本件で私の不甲斐なさ故に皆様に大変ご迷惑、ご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

 

28歳で初当選してからこの8年の間、ふるさとと日本国のために全力で仕事をして参りました。このような事務所内の件で皆様にご迷惑をおかけした事、ひとえに自分自身の不徳と恥じております。今後、改めて自らを見直すと共にこの様な中でも初当選時代から支えてくれる秘書をはじめ今共に仕事をしてくれている仲間に感謝し、引き続き応援してくださる皆様の為、国政活動に邁進して参りたいと思います。次期選挙においても、政策を正々堂々訴えながら挑戦させて頂ければと思います。

 

どうか今後とも引き続きご指導ご鞭撻賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。