カンボジアは日々大きな変化があります。
新しいビル、新しい店、新しい道、新しい住宅地、新しいシステム。
数年前までは古い建物の改築が盛んでしたが、昨今では老朽化した建物の解体が見受けられます。
中には数年前に建てられた低層階の建物を解体して、高層階(10階建て前後)のビル建設が見受けられます。
日系はもとより、ローカルフード、欧米系のお店などの出店もあちこちに見受けられます。
中でも、プノンペン市内の主要道理や主要国道が次々に整備されてきています。
道路が整備されるとお店も綺麗になり、地価も次第に上がっていきます。
特に道路の整備はプノンペンだけではなく、地方都市や農地・原野の価格高騰も招いています。
2018年にオープンしたイオン2号店周辺も、オープン時期を前後してレストラン、カフェ、イベントホール、ホームセンター、新興住宅地などが次々とオープンしています。
イオン周辺の住宅地
イオンの前庭、公園のようなスペース。
イオンそばのホームセンター、店舗面積が3,000平米くらい(?)、もっとそれ以上かもしれません。
主要国道や主要都市郊外にはこのような施設が増えています。
ガソリンスタンドを中心に、コンビニ、カフェ、飲食店が併設されています。
日本では消防法の関係でこんなことはあり得ません。
胡椒やカシューナッツの畑に適した土地も、道路が整備されると50%、場所によっては数倍になっているところがあります。
もっとも、売り主の希望価格であって、実際には取引相場がどのくらい上がったかは時間がたたないと確認のしようがありません。
未確認ですが、実際には地下相場と言われる額の半額程度での取引もあるようです。
土地に関しての路線価とか、実勢価格の調査も行われていないので、仲介業者の情報をもとに足で情報を探すしかありません。
中には資金調達のために安売りする地主や、売り渋って高額の値で売ろうとする地主もいます。
ガソリンの計量器、単価又は数量を入力して自動給油します。もちろん満タンの設定もできます。
バイクが多いカンボジアですが、満タン給油よりも1ドルとか2リットルとかいう給油形態が多いようです。
日本と違うのは、ホースはリールによる巻取りではなく、写真の様に伸ばしたままという点です。たまに車が踏んでます。
シェムリアップから100㎞ほどの集落、わずか一年ほどでガソリンスタンドが拡張、お店や修理工場が数件開業しています。
10年後には集落の中心の繁華街になることも想像できます。
ガソリンスタンドに併設したオーナーの新築住宅。日本ではありえない光景です。
キャッサバの収穫シーズンです。このあたりでは肥料をあげないので、細いキャッサバが多いようです。
数か所見た限りですが、今年のキャッサバの価格は平年並みといったところでしょうか。
反収に寄りますが、10a当り10,000円は行かないようです。
ディスクハローのディスクの交換。直径60㎝くらい、トルコ製で1枚32ドル。
乾季なので、畝を作った上に点滴チューブを設置します。数十センチ間隔に空いた小さな穴から文字通り点滴の様に給水します。
給水した水が乾燥しないように0.02mmくらいのポリシートをかけます。
苗を植えていきます。
ポットに土を入れ、播種して苗を作ります。
一年位前から時々やってくるネコ。隣の住人が引っ越したようなので、そこで飼われていたのかもしれません。
痩せてガラガラだったので、行くたびに少しエサをあげていたらすっかり懐いてしまいました。
発電機、200V、3,800w。セル付きなのでこれにしました。扇風機とパソコンが使えれば、計画停電は昼間だけなの乗り切れます。
昨年の計画停電は当初気まぐれ停電で振り回されたので、最小限の対策です。250ドル、ベトナム製らしい。
生産国不明、カンボジアのことしか出てこない。380ドル。
いざという時に使えないと困るので、中古はやめました。お店には中古品が山の様に積んであります。
果樹用の防除機。左右と上に噴霧できます。日本製、3,500$くらい。
グリスポンプ、100ドル超えなので今回はパス。いずれほしいですね。
汎用エンジン、送水ポンプ、高圧ポンプ(洗車)、コンプレッサー、発電機・・・
日本製中古とタイ、ベトナム、中国の製品が山の様に置かれています。
主に生活用に作ったタンクですが、点滴チューブへの送水用に配管中。
播種機の製作、筋蒔き方式とばら蒔き方式を入り替えて使えるように製作中。
上の写真の試験後、播種位置が良くないので部品を作って修正、試験の結果ホースが短いことが判明、どうしようか・・・
ホースは写っていませんが、いい状態で播種できるようになりました。あとは種が土に埋まるようにする部品の製作中
このNIKATEC、タイかベトナムか中国が製造国だろうと思うのですが、記載もないのでいまだ不明。
一般工具から掃除機、:小さな耕運機まであるようです。
バール、1.5mくらいありますが、元は普通の鉄筋。意外と使いにくい(笑)
ホース、30mmくらいで1ドル/mくらいから。
マキタの電動工具、トラブルが少ないので助かります。日本製の20年前の中古とどちらにしようかと悩むカンボジアの工具事情です。
他にも日本の工具メーカーも来てはいるようですが、あまり目にすることはありません。
ボルトもナットもモンキースパナも、ドライバーもペンチも、まあ何とかなるか・・・・、といった具合です。
モニボン通りの南端から、国道2号線に抜けるバイパス。道路環境は驚異的な速度で改善されています。
美味しいたこ焼き試食。日本食には困らないカンボジアです。
福岡からいらした方にいただきました。日本の味を堪能させていただきました。
経済環境は確実に拡大しているようです。
市場が小さいカンボジアは輸出しなくては経済が成り立ちません。その主体は縫製工場の製品。
材料はすべて輸入、製品はすべて輸出。市内で売っている衣料品の多くは中国などからの輸入品。
縫製工場やほかの工場も税金やいろんな条件の下で、輸出が前提のようです。
せめて生活雑貨などの国産化は推進してほしいですね。
ここ数年劇的に面積が増加しているカシューナッツも収穫が始まる数年後にはどうなるか不安です。
カシューナッツの加工工場が国内に少ないことも大きな問題です。(ベトナムの工場の処理能力が価格に影響するであろう)
コーヒーの生産はあっても、ほぼ原料で輸出され、果肉を落として生豆として販売する量はわずかです。
カンボジアブランドでの輸出はほぼないでしょうし、コーヒーの世界的な原料不足は話題になっています。
カカオも、ずいぶん前から原料不足の市場だと思います。
カンボジアは赤道付近の果樹などの生産地帯に含まれます。
今は技術がなくても、技術の導入により大いに可能性を秘めた地域なのです。
農家の作物の選択肢を広げることは、地域経済に大きな影響があります。
収穫物の運搬、一次加工による雇用、加工用設備、農作業の資器材などすぐに経済に影響があらわれます。
都市の経済と田舎の生活は見た目では大きく違いますが、農業生産の変化はボディーブローのようにカンボジア経済に影響を与えるものと思います。
次回は今年二回目のステントレン方面についてです。