今年二回目のラタナキリ出張。
なんせ遠いんです。
プノンペンから、クラチェまでは約250㎞、ステントレンまでは約400㎞、ラタナキリ州のバンルン市までは約500㎞あります。

砂利道も穴あき舗装道路もないので、快適ではありますがなんせ遠い。

1時間ちょっと走る毎にガソリンスタンド、コンビニ、昼食などで休憩を取ります。じゃないとオジサンは翌日仕事になりません。

プノンペンの日本カンボジア友好橋を渡り6号線を北上、メコン川をわたり8号線に入ります。
ベトナム国境まで10㎞ほどの所から7号線に向かって北上し、7号線を数キロ走ったところで73号線に入ります。

大体この辺で昼食になります。

クラチェで73号線から再び7号線に戻り一路ステントレンに向かいます。

クラチェからの7号線は2010年頃にはきれいだったのですが、2014年に訪れた時には穴だらけで改修工事が始まっていました。

2018年にステントレンに行ったときには再びきれいに整備されていました。

工事の内容はわかりませんが、日本の様に日常的な補修作業が行われていないことが多く、補修が間に合わず全面改修となっているような気がします。

7号線から73号線に入る辺りの水田。

収穫後の稲わらが野焼きされ、播種時期を待ちます。水が確保できる田んぼは3月から4月にかけて田んぼに水が入れられます。

ステントレンの街。道路の向こう側の建物は郵便局。

夜になると屋台が並び、市民が集まってきます。

ステントレンにもAMAZONE Cafeがあります。

食事はプノンペンよりもおいしい?
かもしれないくらいの、美味しさでした。

農業局の試験圃にある赤いマンゴー、美味しそうでしたがまだ完熟には時間がかかるとのこと。

 

セコン川のダム湖。 前回より水位が50㎝くらい上がっていた。
乾季なのに水位が上がるってなぜ? 元の川岸は2㎞先だそうです。

途中でCMACの不発弾処理の現場を見学。
ステントレンには1970年代に米軍が落としたクラスター弾(小さな爆弾を多数搭載した爆弾)の不発弾がたくさんあるという。

ゴム園の中に早速発見。ソフトボール大の子爆弾、地雷ほどの危険性はないというので、近くに行かせてくれました。
このあと、専門の職員が集めて処理するのだそうです。

セコン川支流のサン川。水がきれいでした。

バンルン市近くのカシューナッツの木。枝が直径10mくらいに広がっていました。

この辺で海抜は300mくらい。山間部のイメージですが、モンドルキリより低いそうです。

ホテルの窓から。

こんなところにも日本のカップラーメン。

え? だしの素まで売ってる。

よく見たら水耕栽培。ちゃんと育ってるのがすごい。

朝食。軽い朝食のわりに豪華な作りのレストラン。

ステントレンとクラチェの州境辺りにあるパイナップル農場。
現在は2haくらい植えてあるそうです。

水のチューブがビニールの下に設置されています。肥料も水に溶かして入れるそうです。

少し早いのですが、美味しそうなのを選んで試食させてもらいました。

程よい酸味と甘さが特徴です。いくらでも食べれそう。

パイナップルジュースの工場、搾汁機。

右は瓶詰めの機械です。

写真は以前のもの、今は農作業が忙しいので在庫切れでしたが。

昨年日本から輸入した畝を作ってビニールを張る機械。能率が10倍以上になったそうです。

プノンペンに戻って夕食。

ローカル食もおいしいのですがやはり日本食は格別です。

すし、天ぷら、刺身、煮物などなど。

 

プノンペンにいると見えないカンボジアの農業の現状があります。

道路が整備され、果物や稲作にも微妙な変化があるようです。

未開発の国有地に新たに農民を入植させる計画も進んでいるそうです。

販売手段を持たない農民にとって、道路が整備されることにより多くの買い付け業者が来ることは生産意欲の向上につながります。

価格の問題はあっても、確実に売れるということは農家にとっては重要なことです。

今回視察した地域でも、道路や畑が広がることにより住民が増えるということに期待を寄せる声をたくさん聴きました。

一次加工による日本への輸出や近隣国への輸出も増加することが期待されます。

カンボジアに来たらぜひ数日の日程を作って、地方に行ってみませんか。

 

 

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