ソーシャルディスタンスってどんな「箪笥」?
そんなレベルで、呑気な暮らしをしています。

 

世の中は政治も経済も常に進化し、その速度を上げています。

同時にその仕組みも多様化し、新しい文化や生活様式が登場しています。

人間の歴史から見るとほんの一瞬の出来事です。

鉄腕アトムやドラえもんの時代は本当にくるのでしょうか。

デロリアンやUSSエンタープライズが見られる日が来るのでしょうか。

でもそんな時代の庶民の生活ってどんな世界なのでしょうか。

朝起きて、ご飯を食べて、会社に行って働く。

食料は誰が作り、誰が加工し、交通機関や通信装置は誰が作っているのか。
また、コンビニの商品や居酒屋の食材は誰が作っているのか?

工場は自動化、輸送は自動運転、販売は自動レジ。

事務所はIT化されリモートワーク、ネット会議。
でもその時、アマゾンの奥地はどうなってるの?
シベリアは?アフリカの草原は?
お米は、肉は、魚は?

日本の農家はどうしてる?

 

世界中の人がITとか、AIとか、コンピューターを使いこなせるくらいになってるの?

思い付きとか、偶然とかは、認知されなくなるの?

新しい発明は誰がどこでやってるの?

ハローワークではどんな仕事を紹介してくれるの?

100年後の世界のデザインは誰かが考えているの?

でも、地域や民族、宗教などがある以上、世界共通のデザインなんてあるの?

 

一度膨らんだ世界の経済が、今急速に縮小しています。

消費国が伸ばした手に、過去多くの新興国が手をつないだ。

世界の消費が落ち込んだ今、その手はどうなるのだろうか。

人は家族を守る様に、国は国民を守ります。

 

新型コロナ問題が落ち着いた時、どう世界が変わるのか。

まだ誰にもわかりません。

落ち込んだ消費の歪は小売店から問屋へ、そして輸入代理店へ。
では、カンボジアなどの縫製業へはどのような影響が出るのでしょうか。

注文がなくなる、だけには終わってほしくないですね。

 

これから考えなければならないのは、回復ではなく新たな組み立てだと思います。

1,000円のTシャツ、2,000円のシャツ。
これらの原価はいくらなんでしょうか。
カンボジアに住んでいても、縫製工場の原価がわかるわけではありません。

しかし、商品価格と流通経費の構造ならある程度分かります。

何より、工場作業員の給料がおおよそ日本の十分の一だという事です。
一人が作れる製品の数は限られます。

 

日本の戦後は、工場で生産された商品を工場の作業員が購入することにより経済発展しました。

家電製品、自動車、日用品、ほとんどが国内消費に支えられてきたのです。

安くていい物を提供することの意味は理解できますが、品質の良い、長く使える商品も忘れてはならないと思います。

また物流が世界を駆け巡ることは否定しませんが、作る人と消費する人の間に経済的なバランスも必要なのではないでしょうか。

 

私にはどうすることがいいのか、正直なところよくわかりません。

はっきりしているのは、起業家、ベンチャー企業、投資家、IT業界などという言葉とは無関係に暮らす庶民がいることです。

売る人がいれば買う人がいます。

買う人の収入を確保できなければ、売る人はただの「椅子取りゲーム」になってしまうんじゃないかという事です。

経済主導で戦後の日本は発展してきました。

コロナ後の日本のかじ取りは、誰が?

 

期待することしかできない私です。

 

一か月近く引きこもっていたので、次回は写真を中心にアップします。

 

 

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