カンボジアの水田は日本の水田面積に匹敵するほどの広さです。
しかし野菜は、車で走っている限りほぼ目にすることはありません。
ある方の話よると、カンボジアの野菜生産は昔から少なかったようです。
昔の話ですが、稲作はカンボジア人、野菜は中華系・ベトナム系の人、漁業はベトナム系の人が多いとか。
じゃあ野菜はどうなんでしょう。
農場の作業宿舎では、炊事用のスタッフを雇うことがあります。
街に買い出しにも行くのですが、よくジャングルに入って野草を取ってきます。
農作業に学生バイトを使った時にも、仕事が終わる頃になると野生の空心菜を採る姿をよく見ました。
カンボジア人のことを草を食べる人たちと言った話もあります。
プノンペン南部の川沿いには野菜地帯があります。そこから毎日野菜がプノンペンに運ばれます。
日本のスーパーにあるより少し小さめのチンゲン菜。軽トラどころの積載量ではありません。
パプリカ。ちなみにこのバン、前輪駆動です。荷台前方には何が積んであるのでしょうか。
このバイクは日本製ですが、台湾製の150㏄のバイクが人気だとか。横にあるタンクには水が入っていて、エンジンにかけながら走ります。
私が通うタクマウの農場、左はブロッコリーの収穫が終わり、右は空心菜の種蒔き準備中。
空心菜の収穫作業。
左から、ゴーヤ、ブロッコリー、小葱。
キュウリ、ちょっと失敗・・・
作業場から見た野菜畑、写真の右側に次の畑を準備しています。
ココナッツの殻を粉砕してココピートとして販売もやっています。
ステントレン州の農業試験場のネットハウス。ブドウの試験が始まります。
屋根はビニール、サイドはネットです。換気のため、天井部に工夫があり中に熱気がこもりません。
農業関係の調査に同行した時の昼食、農業局とか郡長さんとかと一緒で緊張します。
レストラン、今は川底にありますが、雨季には屋根の高さくらいまで水が来るそうです。
大きなミカン・・・ ザボン?晩白柚?みたいなやつです。 とっても美味しいです。
北海道出身の私にとっては毎日が真夏日。
特に4月5月は熱帯夜の連続です。
プノンペンから直線で400㎞くらい北に行くと、少しは涼しく感じます。
農作物も水田中心から、カシューナッツ、マンゴーなどの果樹が多く、パイナップルやキャッサバの畑がほとんどです。
ゴムの生産も古くからおこなわれていますが、地質によってはゴムは育たないので、苦労もあるようです。
丘陵地帯なので、稲作は川沿いなどの平坦なところで行われる程度です。
カカオ、コーヒー、ブドウなどの栽培にも取り組んで人がいるそうです。
トウモロコシ、大豆、ゴマ、などの生産もありますが、雨期に限られるので、水の確保が大きな課題と言えそうです。
果物加工に興味がある方は、一度行ってみる価値はあると思います。