マドリッドの友人からメールが久しぶりに届いた。
「アルハンブラ宮殿の思い出」という韓国映画を見て、よかったと勧めてきた。
映画の名前は知ってたけど、見たことはない。
なんか普通の恋愛物だろうって思って興味がわかない。
その映画のヒットで、一時韓国人の観光客がグラナダの街に溢れていたことがあった。
映画好きな友人と映画の話をしていて、最近気になっていた映画について聞いてみた。
「泣きたい私は猫をかぶる」
友達が言うには、ロマンティックで面白かったと。
恋愛物?
期待していたものと違う。
ずっと朝起きてご飯食べて薬飲んで仕事して寝るという毎日。
仕事が一段落したので、遊びに行こうかと思ったけど、なかなか外に出たくない。
午前中に店に自転車乗って買い物に行ったら、帰りにこけてしまった。
松葉杖もって自転車乗るのは、危ないよね。
特に、片足使えないときは。
松葉杖ついて歩くのは、すっごく疲れるし。
そこで、出かけるのをやめて家で映画を見ることにした。
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「泣きたい私は猫をかぶる」を見ながら、涙が溢れていた。
言いたい事がうまく相手に伝わらない、自分の思いを上手に表現できないっていうもどかしさ。
どこにいても、いつも感じている。まあ、グラナダにいると、日本にいるときほどではないけど、今も時々仕事で日本人とメールで会話していて、きれられるとへこむ。
私が映画を見ている横で、うちの猫ちゃんは、熟睡してた。
彼女は、私といて幸せなのだろうか?とちょっと不安。
そして、2本目に、「君の名は」を期待して見た。
期待しすぎたせいか、特に感動も感激もなかった。
なあんだって感じの終わり方。
名作本の話を、はしょって映画にした感じだった。
足の痛みも前よりは良くなったけど、体力が落ちた感じがする。
ちょっとがんばって外出してみようかな。