アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

令和2(2021)年 公募美術団体展 その5(第72回中美展 その2)

2020-11-16 05:39:11 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 第72回中美展は、今月の10日から15日までの6日間、上野の東京都美術館で開催されました。私は会期2日目の11日水曜に母と見に行ってきました。

 案の定、新型コロナウイルスの影響で、館内にはほとんど人がいませんでした。で、いざ中美展の会場へ入ってみると、これまた人がいない。

 しかし、いつも見に行くと人がいないことが多いので、実際の来場者数が例年より少なかったのかどうかは何とも言えず(混むのは初日と最終日というのが通例なので)。

 さて、肝心の私の作品は、いつも通りの出口付近で発見。もうね、ほぼ毎年この辺に展示されるので、もはやここが定位置と考えておくのがよろしいかと(それで結構)。

 会場で見た感じも悪くなく、私としては納得の仕上がり。今作を元に来年は大きく飛躍できそうだなと。ところが母が会場で見るより、家で見たときの方が良いと言い出す(どっちも変わらないでしょう)。

 母の意外な感想にちょっと戸惑った私でした。おそらく照明の関係で見え方が変わるので、そのせいじゃないかと(家で見たときは人物の顔が明るく見え、その方が良かったらしい)。

 今回の中美展全体の印象としては、去年よりも充実している印象。ところが会場で受け取った図録を見て衝撃が。

 展示点数は例年通り約350点なんですが、何と会員数が30名も減っている。つまりはそれだけ中美を辞めた人がいるわけで、恐らくは新型コロナウイルスの影響で経済的に苦しくなったためでしょう(年末に届く機関誌で詳しいことはわかるはず)。

 うーん、ちょっとこれは大変な事態。いきなり30人もいなくなってしまうのは只事ではない。それで年会費が2千円値上げになったというわけなのか(妙に合点がいった私)。

 無事に開催されてよかったと安堵していたんですが、会員数減という別の大きな問題を抱えることになりました。

 私にできることは中美という団体に留まり、作品を制作し発表することしかできませんが、それを続けてささやかながらの貢献をしていきたいと思っています。

 付)「絵画制作記」の予定でしたが、変更いたしました。

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