休校中の過ごし方を振り返っています。

前回の続きで、コハルが休校中の読書記録約90の中から選んだ8冊の選書をご紹介します。
○きょうふのおばけパンツ
こちらの絵本は図書館で何気なく借りたらコハルがめちゃくちゃ気に入ってしまって何度もリピートして借りるので購入しました。
図書館ってただ本を借りるだけでなく、思わぬ出会いをくれる大切な場所ですよね照れネットショップや本屋だと、基本「目的を持って探している本」との出会いが中心になりますので。

お気に入りの本なだけあって、熱い演技指導が入ります笑い泣き

おにいちゃんぶってかっこいいおばけパンツを買ったうさぎのジャスパーだけど、だんだんそのパンツが怖く思えてきて処分するんだけど…というストーリー。
面白いだけでなく、グレーの陰影とビビッドな黄緑だけで配色された、精密な画力も見どころです。
前作の「きょうふのおばけにんじん」も一緒に購入しました。これも面白いです。



○ふくのかみとびんぼうがみ
「日本のおはなし全30話」より
迷惑なはずの貧乏神に親切にしているうちに…という昔話。貧乏神と福の神の立場が逆転する構図が面白かったようです笑い泣き
この本は3歳の誕生日に購入したものですが、たくさん物語が入っているので今も飽きることなく現役でしょっちゅう開いています。有名どころの昔話はだいたいカバーできていると思います。
物語集の挿絵というとアニメ調の軽い感じのものがよくありますが、この本は上の模写のような味のあるものや絵画調のもの、可愛らしいものなど多様な作風のものが混在しているので、感性が偏らず良いなと思います。
同シリーズの「世界のおはなし全30話」こちらも同時に購入して長く楽しんでいます照れ
このシリーズはじめ一冊でたくさんのお話を楽しめる「物語集」には、買い物も行きづらい、図書館も閉まってる、配送も遅れてる…と物が手に入り辛かった時期に大変重宝しましたおねがい


○こびとの神
「心を育てる松谷みよ子の日本の神話」より
落語の本と同様、「聞いたことないお話をして」という毎日のムチャブリの対策のために購

 

 

「いいおかお」等のシリーズで有名な松谷みよ子さんの日本の神話の物語集です。
「国生み」「黄泉比良坂」「天岩戸」「因幡の白兎」「ヤマタノオロチ」「ヤマトタケル」等の有名どころから、初めて聞くものまで、多くのお話が収録されています。
神話…といっても、上記のような身もふたもない話が多くて面白いです笑い泣き古典中の古典なので、現代童話のような倫理観や道徳観などは度外視で、神々のエネルギッシュでパワーあふれる姿が勢いよく描かれています。ちょっと神が涙とか血とか流したりするだけで新たな神がまたそこから誕生しちゃったりして、古代の神々のエネルギー半端ないです笑い泣き
挿絵は上の模写のような木版画から厚塗りの絵画調など、画風も様々です。子どもはアニメ調の絵柄の本=面白いという刷り込みがあり、子どもに任せるとそのような本を選びがちです。でも「耳障り」ならぬ「目障り」の良い絵にばかり慣れ親しむと感性が偏ってしまい、本当に面白い物語に出会う機会を減らしてしまってるんじゃないかと危ぶんでいます。低年齢のうちから多様な絵柄に親しむことで、それぞれの画風や物語の持つ独自の面白さを楽しめるようになると思います。
絵柄だけでなく、昔話や古典には現代童話にはない無情さや不条理さがあることが多いです。ハッピーエンドの耳障り良い話だけでなく、そういったお話にも慣れておくと多様な物語を楽しめる下地になる…それが私が昔話を薦める理由です。


○いつつごうさぎのきっさてん
ちょっと渋い話が続いていたので笑い泣き女児テッパンの可愛い絵本も導入しました。
改造したキャンピングカーで移動しながらいちご畑で喫茶店を開き、様々ないちごスイーツを披露するいつつごうさぎたちの話…女の子が嫌いなわけがない!
コハルは特に「それぞれキャラのテーマカラー」「それぞれのキャラの性格」等の設定がしっかりしていると安心するタイプなので笑い泣きそのあたりの想像も膨らませながら楽しんでいました。
ぬりえやキャラ紹介などが載ったフリーペーパーが同封されていたのもコハル的高ポイント。全ての本についているのかは不明ですがアセアセ出版社の特設サイトで同じ物を閲覧&プリントできるようです。



…以上、長くなりましたが、休校中の6歳児コハルの選書でした爆笑