鉋の台打ち 6 | 鳥取県倉吉市 青亀工務店 見習い建築大工日記

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鳥取県の倉吉市の青亀工務店で、
親方でもある父のもとで
建築大工の見習いとして修行中の僕のブログです!
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鉋の刃をはめるまでに鉋の耳の部分を少し研いでおきます。この作業は賛否両論あると思いますが、これをしておかないとこの部分が溝を削って仕込み勾配がどんどん緩くなります。


いよいよはめていきます!

いろいろな角度からみて光の漏れなどもみておきます。


鉋の背に油を塗り、はめては削りはめては削りを繰り返します。
このときに焦ったら終了です!
(エポキシ樹脂で背馴染みを埋めたら大丈夫です)
はやく鉋の刃を出したいからとどんどん鑿で削っていくと、馴染みの接地部分も減り、どんどん仕込みが緩くなります。
焦らず、鼻歌でも歌いながら空でもみながら行いましょう!



ある程度入るまでは突いて削りますがある程度入ったあとは油がついているところを鑿を立てながら少しずつけずっていきます。
このへんは何回も台打ちをしてつかんでくださいとしか言えません笑




今回は50回ほど外しては削りを繰り返しました。
油を鉋溝にあたる部分と背に塗り、手でギュッとはめて15回叩いて刃があと2ミリくらいのところで止めます。余り無理に鉋をはめると下端が裂けますので、下端の背部分の膨らみもみながら馴染ませていきます。
何回も台打ちをするとコツがわかってくるのですが、説明が難しいし言葉にもできないので数をこなすのをおすすめします。
このへんも各自お好きなように、何日かに分けてこの作業を繰り返してもいいですし、1日で刃を出してしまっても大丈夫だと思います。




次は最後の難関、押さえ棒穴あけです!
7に続きます!