暑けれどなんのこれしきサルスベリ路いっぱいに花影揺れて

 

 

道端のサルスベリが満開です。

紅色と白の花が並んでいます。

大樹になって歩道に木影を落としている。

 

なぜか、庭木にすると縁起が悪いと言われている。

確たる根拠はわからない。

滑ると言う言葉からくるのか。

 

でも、この花は健気なのです。

暑くても、水が少なくても咲く。

手がかからず、花は美しい。

 

中国では唐の頃長安の紫微(宮廷)に多く植えられたと言う。

中国名の「紫微」はここからきているのですね。

とにかく、縁起が悪いと言うのは日本だけかも。

 

大好きな斎藤茂吉の詠

はつはつに咲きふふみつつあしびきの暴風あらしにゆるる百日紅さるすべりのはな

                    斎藤茂吉

 

 

 

 

 

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