アフター・コロナの世界経済の中での 円暴落と日本国債暴落を食い止める奇策を

藤巻健史氏のHPから

1.中銀の財務が毀損すれば、通貨の信認にも響く恐れ
https://www.fujimaki-japan.com/takeshi/10064

リスク資産への投融資に関して日経曰く「日銀は今のところ、こうしたリスクを取ることに消極的だ。中銀の財務が毀損すれば、通貨の信認にも響く恐れがあるためだ」日銀よ、なんだ今更。長期国債、株ETF,リート、社債等財務が毀損するもの、すでに山ほど購入している。景気が良くなれば長期国債、悪くなれば株、リート、社債が棄損する。だから私は「日銀の財務棄損から円暴落(=ハイパーインフレになる)」と言っている。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60415160W0A610C2EE8000/

藤巻健史
モルガン銀行(現JPモルガン・チェース銀行)東京支店長兼日本代表、ジョージ・ソロスのアドバイザー、参議院議員(1期)、日本維新の会常任役員・政務調査会長代行を務めた。

(コメント)
円通貨の信認が損なわれれば、かつて日本国債暴落の野望を燃やしたカイル・バスの言うように、「円の動きは国債暴落の最初の兆候になる」と考える。

円の動きは国債暴落の最初の兆候になる
-カイル・バスのインタビューから(米CNBC)-(2014年05月10日)
https://domoto-world.com/archives/1960183.html

『日銀の財務が毀損した』ときが、円暴落と日本国債暴落のXデイになるが、ポスト安倍の石破茂氏は、そのXデイを食い止められるであろうか。
アベノミクスの、とてつもない尻ぬぐいは石破自民党でも間違いなく無理だ。

国債暴落に危機感を抱いた自民党が2011年に公開した『X-day プロジェクト報告書』は、その後一度も更新されることもなく、民主党政権が行ったバラマキ政策を、現在その数倍のバラマキ政策を行っている自民党が厳しく批判していたという始末のものであった。

政務調査会 財務金融部会・X-dayプロジェクト(平成23年6月1日 自由民主党)
https://www.jimin.jp/news/policy/130202.html

しかし、円暴落と日本国債暴落のXデイを食い止める方法が、もしあるとすれば、それは現在コロナウイルスなどの諸因で世界が陥っている世界経済の状況下で、円と日本国債を、「国際金融の次元から奇策をもって救う」しかないと考える。