例えば家にいるだけで

人の命を救えるとしたら―

それがロックダウンです。

 

海外で暮らす邦人の多くが

日本へ警鐘を鳴らし続けているのは

それぞれの国での

実体験に基づいているわけで

決してロックダウンしない日本を

『羨ましい』などとは

思っているわけではありません。

 

私は寧ろニュージーランドにいて

本当にラッキーだったと思っています。

 

日本には日本のやり方がある

ごもっともです。

でも、日本人は衛生観念が諸外国より

発達しているから

簡単にコロナウィルスが蔓延しない

と本気で思っている方もいるようなので

 

確かにマスクも手洗いもウガイも

多くの方が日常的に

されているかもしれませんが

それだけで感染を防ぐ事は

できません。

 

人口密度の高い国で

パーソナルスペース（2メートル）は

常に充分に取れていますか？

買い物の際、現金で支払っていませんか？

 

ニュージーランドはカード社会

元々現金を持ち歩く人の方が少ないですが

ロックダウンが始まって以降

現金払いはNGとなっています。

 

現金の受け渡しにすらリスクが伴う

それがコロナウィルスだそうです。

 

感染しても症状が出ない人もいて

そういう人が知らず知らずの内に

他人へ伝染させてしまうかもしれない

そのリスクを抑えるため

国民全員が感染者のようにふるまう

それがロックダウンです。

 

 

国によってはより若い命を救うために

年配者の呼吸器を外して行っているとのこと。

 

 

NZが早期のロックダウンに踏み切ったのは

間違いなく正解でした。

この国には、充分な数の呼吸器はありません。