暗示 | 大阪 寝屋川 整体の和(なごみ)





整体などの手技療法でお客様に変化を与える時、

施術の前後で手技とお身体の状態などの説明を行う場合。


施術前に行う事は施術者自身の自己暗示があり

それに真剣に耳を傾けるお客様も誘導されます。


施術室では概ね施術者とお客様の1対1の構図です。

更に見学者やオーディエンスが加わるとどうでしょう。


施術者は効果を出すために熱が入り

お客様もそれに応えようという心理が働くでしょう。

なぜなら見学者が見ているから。


例えば、胸の前までしか上がらない五十肩に対して

お客様に「腕を摩るともっと楽に上がるように

なりますからやります。」と言い切ります。

ここでは言い切ることが大切です。

なぜなら言い切ることでお客様に心理的覚悟が

発動されるからです。

それは、施術に対して何らかの応答をしなくては

ならないという誰からも頼まれていないのに起こる現象です。

想像してみてください。


1対1の施術者とお客様、ベッド1台

周りに複数のオーディエンス。

純粋な施術効果を見聞するに際して

この現象は邪魔ではないでしょうか?


言葉によるお客様への暗示も施術の内であると言う

考え方もありますし、それに特化した経営セミナーもあります。

手技スキルとは無関係なところでの話術セミナー。

もう笑うしかない。


私のやり方、当院では施術に対する言葉の誘導はなく

それは開院当初から変わりないです。

説明は後。

理由は、純粋な施術効果を期待しているからです。


「説明は後でしますから症状を教えてください。」と

お客様に伝えます。

安静時での静的触診ができるのであれば

お身体の状態を説明するくらいは良いでしょう。

言葉による施術前の説明は無しでお客様には

真っ白なイメージで施術を受けてもらいます。

見学者もいませんから誰に気遣うこともありません。


上記2パターンの施術の信憑性はどちらが高いでしょう。



大阪 寝屋川 整体の和(なごみ)


整体師・鍼灸学士  和田 浩


090-2597-7225