北海道内でまず思いつく銀行といえば北洋銀行と北海道銀行です。
特に北洋銀行は第二地方銀行でありながら地方銀行である北海道銀行を上回る規模を持つ北海道最大の金融機関なだけでなく、全国的に見ても第二地方銀行で最大の資金量を持つ大きな銀行です。それに続くのが「道銀」こと北海道銀行です。この2行の道内の店舗は北洋銀行が約300店舗、北海道銀行が約130店舗と北海道内の営業網を網羅しているため、住宅ローンでも北洋銀行、北海道銀行が真っ先に借入れとして検討されているのではないでしょうか。

しかし今、店舗を持たないかわりに金利が低いネット銀行の住宅ローンに注目が集まっています。地域に密着した地元の銀行や信用組合、信用金庫などの金融機関とインターネットで全国どこからでも申し込みができるネット銀行の住宅ローンを比較してみましょう。

このページでは、返済終了まで金利が変わることがない全期間金利固定型住宅ローンである「フラット35」を道内で利用する場合にどの金融機関を利用したら良いのかを探してみます。

北海道で「フラット35」を利用できる銀行は?

冒頭でもお話した、北洋銀行や北海道銀行でももちろんですが、北海道ろうきんこと北海道労働金庫、北海道信用金庫などの金融機関で「フラット35」の利用が可能です。地方の銀行や信金などの金融機関ではプロパーの住宅ローンに力を入れているようで、「フラット35」の関しては金利すらホームページに載せないことが多い中で、北洋銀行と北海道銀行は金利をホームページで確認することができます。さすがですね。

まずは「フラット35」でもっとも大事な金利と事務手数料の違いを比較してみましょう。

北海道で「フラット35」を利用できる金融機関の比較
銀行名金利事務手数料
(税込)
一部繰上返済
手数料
公式サイト
北洋銀行フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の2.20%33,000円

55,000円
公式サイト
北海道銀行フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の2.20%無料公式サイト
北海道ろうきんフラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の2.20%無料公式サイト
北海道信用金庫フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の2.20%無料公式サイト
旭川信用金庫フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の2.20%繰上返済額×0.3%

消費税
※最低手数料金額
は21,600円
公式サイト
ARUHI(アルヒ)フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の1.100%
※1
無料公式サイト
※ 2020年8月の融資率90%以内の金利になります。
※1 WEBから申込・契約をした場合の事務手数料です。

北海道内の金融機関の多くで「フラット35」がラインナップされ利用できることがわかります。
しかしその金融機関独自の住宅ローンについては金利もわかりやすく表記されているのに対して、「フラット35」ではよく探さないと金利がわからないなど、変動金利や10年固定金利などのプロパーの住宅ローンに力を入れているのは北海道でも変わりがないようです。

今回はネット銀行代表として「フラット35」の取扱いシェアNo.1のARUHI(アルヒ)を比較対象として選びました。
比較した結果、金利は「フラット20」「フラット35」ともに最低金利で提供されていますが、事務手数料や一部繰上返済手数料に違いが出る結果となっています。

今回比較したARUHI(アルヒ)の「フラット35」が取扱いシェアNo.1を取るには理由があるわけですが、その理由を説明してきましょう。

「フラット35」は地域や金融機関により違いがある?

住宅金融支援機構と金融機関が提携して提供している「フラット35」は、どの金融機関でもその商品性や審査基準は変わりません。
だからといってどの金融機関で借りても同じではないのが「フラット35」を借りる際に注意しなければならないポイントです。

「フラット35」で違いが出るのは「金利」「事務手数料」です。この2つを比較して借入先を決めなければ、商品性は全く同じ「フラット35」にもかかわらず「なんか友人が借りているフラット35よりも金利が高い」なんてことが起こってしまうのです。

ちなみに一番高い金利と低い金利ではかなりの差があります。

2020年8月 フラット金利情報
「フラット20」:1.240%~1.990%
「フラット30」:1.310%~2.060%

同じ「フラット35」でも金利に大きな違いがあるのです。

さらに信金や信組は道内でも営業地域が限られる

北洋銀行や北海道銀行は道内のどこでも住宅ローンを利用できますが、北海道信用金庫や旭川信用金庫は営業地域が限られているため、その営業地域にお住まいでなければ住宅ローンを利用することは出来ません。

<北海道信用金庫の営業エリア>
北海道信用金庫の営業エリアの図です

仮に金利も事務手数料がとても低い「フラット35」を扱っていたいとしても、利用出来なければ意味がありません。
その点、インターネット銀行であれば、道内のどこからでも利用できる点も大きいですね。

北海道で「フラット35」を借りるなら

地域に密着し地域の経済を支えている地方銀行や信金では、金利の情報もホームページに掲載されているもののわかりにくく「フラット35」には力を入れていない雰囲気があるようです。

一番安く借りられるのはARUHI(アルヒ)

今回は道内の金融機関とネット銀行の「フラット35」を比較しましたが、事務手数料に大きな違いが出ることがわかりました。
借入額に対する割合で決まる事務手数料は、具体的にどのくらいの金額になるのか計算してみましょう。

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借入額2.20%(税込)の場合1.10%(税込)の場合差額
2,000万円440,000円220,000円220,000円
3,000万円660,000円330,000円330,000円
4,000万円880,000円440,000円440,000円
5,000万円1,100,000円550,000円550,000円

事務手数料は借入額の2.20%(税込)と半分で済むARUHI(アルヒ)の借入額1.10%(税込)でどのくらい金額の差があるのかを調べてみましたが、たった1%でも大きな違いになる事がわかります。

借入額が大きくなるほどその差もおおきくなり、ARUHI(アルヒ)の「フラット35」であれば3,000万円の借り入れで30万円以上も、単なる手数料を減らすことが出来ます。

つまり、道内で最も安く「フラット35」を借りることができるのはARUHI(アルヒ)の「フラット35」ということです。

WEBからの申込み・契約で事務手数料が半分に

どの金融機関で借りても同じではないのが「フラット35」を借りる際に注意しなければならないポイントになります。

「フラット35」で違いが出るのは「金利」「事務手数料」です。この2つを比較して借入先を決める必要があります。

この2つポイントで考えた場合、最低水準の金利と事務手数料を実現しているARUHI(アルヒ)の「フラット35」をチェックしてみることをおすすめします。

 

 

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