保育士になるにはピアノを習うべき?10分から独学で弾ける方法
2017/11/12
- 弾きながらだと歌えない
- 歌いながらだと弾けない
- コードがわからない
- 両手でピアノを弾くのが大変
1つでも当てはまる場合は、読んでみてください。
子供の顔を見ながら、弾き歌いができるようになるコツを
(つまり余裕を持って保育士試験を受けられるコツを)お伝えしたいと思います。
よく、保育士試験を受けるためにピアノを習うべきか…ということを
知恵袋などの相談掲示板で見かけます。
バイエルやブルグミュラーが弾けるようになるくらいまでできればいいと思います、
とか、
ソナチネが出来るようになったら実践でも使えます、とか
回答にありますが
ピアノを教えてもらう時の技術の習得と、保育士さんの求められている実践内容には
ズレが有ると感じます。
ピアノを習うとなると
どうしてもピアノに重きが置かれるように感じるからです。
それに 簡単な演奏…と称してyoutubeでのせられていますが、
ピアノ演奏だけのものが多く
実際に弾きながら歌う…となると、
ピアノ演奏だけのときと比べ難易度はぐんと上がるのに
それをフォローするような内容の動画がないことが気になりました。
保育士になるためには、色々な学科を勉強する必要がある上に
実際に保育士の仕事についたらピアノを練習する時間をとるのは至難の業なので、
できるだけ短時間身につく実務で使えるピアノ伴奏をお伝えしたいと思います。
今回は、2017年の保育士実技試験の課題曲
「一年生になったら」の伴奏方法を例にしてお伝えしたいと思います。
保育士試験の実技では、メロディーは弾かなくても大丈夫です。
ギターやアコーディオンでの伴奏も認められているからです。
アコーディオンは片手しか鍵盤を弾けないから
メロディーと伴奏は一度に弾けることを想定されていません。
①左手の小指を下の音において
弾きながら歌います。
(初めから弾くことと歌うことを一度にやります。)
一ねんせいに なったら
ド ラ レ ソ
一ねんせいに なったら
ド ラ レ ソ
ともだち ひゃくにん できるかな
ド ラ レ ソ ド
ひゃくにんで たべたいな
ド ラ レ ソ
ふじさんの うえで おにぎりを
ド ラ レ ソ
ぱっくん ぱっくん ぱっくんと
ド ラ レ ソ ド
ここで見ていただきたいのは、使っている音は4つだけということ、
繰り返しが多く、実際の伴奏のパターンは2つだけということです。
なので、初めの「一年生になったら」の部分が弾けたら、
あとはほぼ繰り返しなので出来たようなものです。
初めは伴奏を一番簡単な状態にして、
鍵盤を見なくても指がその位置にいくように
とにかく止まらないように 歌を重視して歌ってください。
②左手の親指を増やしてみます、増やす音は鍵盤通りに手をおいて
親指の場所になる部分です。
(ここでは説明のため、下の音を小指、カッコ内の上の音を親指とします。)
一ねんせいに なったら
(ソ ミ ラ レ)
ド ラ レ ソ
一ねんせいに なったら
(ソ ミ ラ レ)
ド ラ レ ソ
ともだち ひゃくにん できるかな
(ソ ミ ラ レ ソ)
ド ラ レ ソ ド
ひゃくにんで たべたいな
(ソ ミ ラ レ)
ド ラ レ ソ
ふじさんの うえで おにぎりを
(ソ ミ ラ レ)
ド ラ レ ソ
ぱっくん ぱっくん ぱっくんと
(ソ ミ ラ レ ソ)
ド ラ レ ソ ド
出来るだけピアノの部分の情報は少ないほうが弾き歌いしやすいので
カッコ内の親指は指の拡げる間隔がすべて同じなので
拡げ方を覚えて弾くと 歌いながらでもひきやすいです。
③右手も左手と同じようにおさえて両手で弾きながら歌います。
左・右・左・右と拍を分けても
両手で全部弾いても自由です。
追記:以前書いていた以下の説明(下線ありの部分)は
試験要項の楽譜のコードには忠実ですが、
右手と左手を同じおさえ方にするのに比べてややこしくなる割には
響きはそこまで変わらないため、余裕がある方のみ研究してください。
紛らわしくなってしまい、申し訳ありませんでした。
このあと、右手も同じ鍵盤をおさえもいいですが
試験の要項に、コードの隣に「7」と数字が書いてあるものについては
左手の小指から数えて7番目の音を弾くという意味なので、
右手をその7番目を弾く係にして、
右手のパートの音をこのようにしたらいかがでしょうか??
一ねんせいに なったら
ド ソ ド ファ
一ねんせいに なったら
ド ソ ド ファ
ともだち ひゃくにん できるかな
ド ソ ド ファド
ひゃくにんで たべたいな
ド ソ ド ファ
ふじさんの うえで おにぎりを
ド ソ ド ファ
ぱっくん ぱっくん ぱっくんと
ド ソ ド ファド
④最後に前奏を弾きます、
ぱっくん ぱっくん ぱっくんと の部分を前奏にします。
ソ ラ〜ラ ソ ド^〜ド^ ミ^ ミ^〜ミ^ ド〜
(^は、上の音を表しています)
をメロディーにして、
左手はそのままの伴奏で練習してみてください。
(試験要項を元に前奏の音の説明を少し修正しました!)
文字にすると長く感じるかもしれませんが、
今回の内容も10分もあれば一通り把握可能です。
是非鍵盤の前で試してみてください。
質問や感想、ご意見、気になることがありましたら
お気軽にコメントに書いてもらえるとうれしいです。
もう一つの課題曲「こいのぼり」はこちら
http://chocopansuki.com/piano/hoikusi-test1/