新日本プロレスのヤングライオンはフィニッシュホールドを見よ! | DaIARY of A MADMAN

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毎日、ROCKを聴きながらプロレスと格闘技のことばかり考えています。

新日本プロレス、秋のビッグマッチ「DESTRUCTION in KOBE」が終わった。

 

話題はやはり、“鬼神ライガー” になるのだろうが、ここはやはり「ヤングライオン杯」に触れておきたい。

 

毎年開催されるわけではないが、もう第12回というからそれなりの歴史がある。

 

確か第1回は引退した小杉俊二(この字で良かったかな)が山田恵一を破って優勝したと思うが、その翌年は山田が優勝。

 

その後、武藤敬司は“飛び級” で参加していないが、蝶野正洋や山本(天山)広吉、小島聡、中西学など、後のメインイベンターが出世の登竜門としている。

 

「ベスト・オブ・スーパージュニア」と違い、開催されなくなって久しい中、2年前に再開され、あの北村克哉が優勝をかっさらったのは記憶にもまだ新しい。

 

昨年は見送られたものの、今年は柴田勝頼率いるLA道場勢が参加したため、「道場対抗戦」の趣を呈したことでも話題を集めた。

 

 

新日本プロレスが誇る野毛道場で鍛えたヤングライオンと、柴田が手塩に育てたLAのヤングライオン。「どちらが新日本か」を競った大会。果たして優勝は初の外国人、カール・フレドリックスだった。

 

 

残念ながら、全ての試合を視聴できたわけではないし、この結果をもって「野毛道場よりLA道場の方が優れている」と言うつもりはない。

 

しかし、一つ言えることは、「新日本プロレス伝統の前座戦線は今も熱い!」ということ。

 

 

個々の選手に触れるのはまだ早い。

 

むしろ、注目すべきはフィニッシュホールドだ。

 

成田蓮が「成田スペシャル4号」、海野翔太が「フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド」を使うこともあるが、その大半が「逆エビ固め(片逆エビ固め含む)」。

 

神戸大会も公式戦の3試合全てがそれで決着がついている。

 

今時の若者らしい派手な技も散りばめたいところを、気迫に溢れたエルボー合戦と締め合いでしのぎを削る姿は、必ずや数年後に生かされるはず。

 

 

結果でも、闘いぶりでもなく、そのこだわりに“今のヤングライオン” の矜持を見た。

 

だから新日本プロレスは強い。

 

新日本プロレスのレスラーは強い。

 

新日本プロレスの道場は凄い、のだ。

 

 

今年のヤングライオン杯を観て、まだまだ新日本プロレスの繁栄は続くな、と改めて噛み締めることができた。

 

 

 




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