IWGP統一戦(ダブル選手権)は是か非か!? | DaIARY of A MADMAN

DaIARY of A MADMAN

毎日、ROCKを聴きながらプロレスと格闘技のことばかり考えています。

本当に決まってしまったようだ。

 

内藤哲也や飯伏幸太が口にし、他のレスラーも乗っかったりして嫌な予感はしていたが、いざ決まってしまうと大袈裟ではなく、眩暈がしてきた。

 

そもそもIWGP(International Wrestling Grand Prix)の歴史を鑑みると、インターコンチネンタル王座との「ダブル戦(統一戦?)」は正直、考えられないのだ。

 

1980年代初頭、初代タイガーマスクの衝撃のデビューもあり、いわゆる「金曜ゴールデン(20時)」で常時視聴率20%以上を誇り、日本中どこの会場も超満員札止めとなるなど、“我が世の春” を謳歌していたのが新日本プロレス。


当時プロレス界で「世界最高峰」とされていたNWA世界ヘビー級王者が「競合団体」である全日本プロレスのみに来日することに業を煮やし、「世界最強の男を決める」という主旨でぶち上げたのが「IWGP構想」である。

 

「既存のタイトルを統一する」という旗印の下、アントニオ猪木も保持していた「NWFヘビー級王座」を返上し、日本・アジア・北米(アメリカ&カナダ)・メキシコ・中近東・ヨーロッパ等の代表が参加して争われた。(初期は「王座」ではなく、毎年1回のグランプリ=G1みたいなもの)


つまり、唯一無二の“権威” として存在するのが「IWGPヘビー級王座」なのだ。

 

ならば、インターコンチネンタル王座(以後、インターコンチ)と統一してしまうのはそもそもの主旨に合うのではないか、との声もあるかもしれないが、冗談じゃない。IWGPとインターコンチは“同格” ではない。

 

IWGPヘビー級王座が「最高峰」にあるからこそ、その後にインターコンチやNEVER無差別級、US王座などが出来てもIWGPを狙うためのステップとして均衡が保てていたのだ。

 

そういう意味から言えば、インターコンチとNEVER無差別級王座、そしてIWGP US王座を統一し、その上でIWGPとダブル戦をすると言うのなら、百歩譲って納得できる・・・。いや、それでも複雑だけど。

 

東京ドーム2daysを成功させるためなのか、どうかはともかく、初日にそれぞれのタイトル戦、2日目に「勝った者同士、負けた者同士」というのは、ちょっと安易過ぎる気がするのは私だけか。もう少し「意外性」のあるカードを組んで欲しかった。

 

まぁ、一度発表された以上、覆ることはないのだろうし、1・5東京ドームの試合後には「二冠王」が誕生しているのだろう。あー、たのしみだ(棒読み)。


 

IWGPの権威よ、何処へ・・・

 

 


 




プロレス ブログランキングへ