上機嫌でいられる、最も手っ取り早く 最も効果的で 最も哀しい方法。

Blue あなたとわたしの本 236

 

 

 一人でいるのが

 好きなのは、

 僕という人間はたいてい

 機嫌がいい、からなんです。

 

 機嫌のいい人と一緒にいると、

 こちらも上機嫌でいられます。

 僕自身と二人っきりでいると

 僕は機嫌よくいられる。

 僕という人間はたいてい

 機嫌がいいですから。

 

 そんな僕でもたまには人と過ごすこともあります。

 そんなときももちろん

 上機嫌でいてあげたいと思う。

 

 愛、なんてものを定義するのは難しいし、

 定義する必要もないのかもしれないし、

 また何通りだって定義できるんだろうけど、

 機嫌よく

 いま・いま・いま、にしっかり居る、っていうのも

 愛、なんじゃないかって、思うよ。

 

 だって、

 そんなありがたい人っていないでしょ? 

 いっつも、

 本心から、

 ご機嫌な人ほど、

 ありがたい人って、ない。

 

 この星が、

 いや、人類が、かな。

 機嫌のいい状態であってほしいよなぁ。

 怒りや不安、

 不機嫌、

 悲しみ、憎しみ、

 そんなものばっかじゃなくてさ。

 

 ── それは無理な話だって?

 

 まあねぇ、道のりは長いだろうね。

 

 でもさ、

 せっかくの今日をさ、

 いまを、さ、

 上機嫌で過ごしたいんだよ、単純に。

 だから、

 その最も手っ取り早く、

 最も効果的で、

 最も哀しい方法が、


 一人でいる、ってことだったり、する。

 僕の場合はね。


 
 青空の下、

 森林公園のベンチなんかで。

 缶コーヒーを飲みながら。

 膝には大きめのノート

(いつ言葉が降ってくるかわかんないじゃん?)。

 好きな音楽がパンパンに入ったSONYのウォークマン

(ネットと繋がってないのがいいんだよ。

 デンワもかかってこないし)。

 そしてもちろん、

 読みかけの文庫本。


 そんな感じ。

 僕の場合はね。

 

 
 そしてさ、

 ホントのことを言っちゃうとさ、

 今回のタイトルと矛盾しちゃうけどさ、

 それで ─── 

 


 ちっとも哀しくもないんだよなぁ。

 

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