水着混浴のバーデゾーンと、全裸温浴ゾーンに分かれている。天然温泉や、サウナも計4種類で素敵。
森が広がるバーデゾーン屋外にはナイスなサウナ小屋が建っていて、森林浴と併せての静かな時間はとても癒されます。
施設の感じは過去記事も参照ください。
採点者:サウニストヒモ
サウナ:⚪︎温浴ゾーン…86〜88℃表示 3段広め テレビ&BGMなし アロマサービスあり 他にテルマリウムあり ⚪︎バーデゾーン…屋外のサウナ小屋 80〜86℃表示 3段広い テレビ&BGMなし 窓あり アウフグースあり 他にスチームサウナあり 8点
水風呂:⚪︎温浴ゾーン…15℃表示だけど18〜19℃くらい 塩素強め ⚪︎バーデゾーン…水風呂なし (夏期はプールサイドの湯槽の温度を下げてくれている) 5点
休憩:温浴・バーデ共にデッキチェアや椅子多数 バーデの森で森林浴可 10点
清潔感:きれいにしている 8点
お風呂:天然温泉 露天風呂 炭酸泉 ジェット ジャグジー 7点
客層:平日14:00〜 おじさまおばさま中心 バーデゾーンにはカップルなど とても穏やか 汗流しカット頻発 6点
営業時間:10:00~23:00
料金:一般料金2310円
総評:仕事の締め切りを抱えている状況は良くない。これが複数なら尚更だ。
前もってやっておけば期日間際にしんどくならずに済むのは分かっているので、この状況下で本を読んだり映画を観たりしていても、
「仕事進めなきゃやばくない?」
とか
「貴様にそんな権利があるとでも思っているのか?」
とか
「やらなきゃ意味ないよ?」
といったパワハラ的声がどこかから降ってきてなんとなくそわそわするのだ。もっと集中して楽しみたいのに。
いやさっさと仕事しろよ、という話ではあるのですが。
締め切りがあることで頑張れる、というのは事実だと思う。
瀬戸際に立たされ、仕事場に篭り、追い詰められたのちハイになって、、そんな時は通常時よりも頑張れるものだ。
ただし、これは単に作業の能率が上がるという意味においての話。
これに関しては、「スタジオマジックや締め切りマジックなんぞ存在しない」というトム・ヨークの意見に賛成だ。
彼は、「何か外的なプレッシャーに引っ張られてやって形にしたものが本当に自身の作品・表現と言えるのか。マジックの種は自分の内側になければならない」という、自己表現の根源的な部分を問う意図で発言したのだと思うけど、これをぼくみたいな一般人の仕事に当て嵌めるとするならば、
「締め切りの力でこなすような仕事はまだ仕事とは言えない」
となる。
肝に銘じて生きたいものだ。
そこでである、甘ちゃんのぼくも自己表現の深遠なる森に一歩踏み入るために、力である一方心の縛りでもある締め切りを、試しに一時忘れてみるのもいいのではないかと思うのだ。
マジックの種を探そう(というかサボろう)ということで、やはり今日は本を読み映画を観て、そしてサウナで心を洗い閃きを得ようではないか。
時間が掛かったけど、こうしてこの日もサウナへ行っちゃう言い訳をなんとか思い付けたのでした。
世の中や思考を捻じ曲げてサウナを正当化するのが好きです。
バーデ屋外のサウナ小屋と森林浴、ベリーフェイバリットであります。
バーデには水風呂が無いので、外気がキレを増すこれからの寒い季節、外気浴を溺愛しているぼくとしてはなかでも雪の日なんかが非常におすすめです。
運良く貸切状態の時間帯もあったりして素晴らしい雰囲気に身を任せて黙して汗を掻けた。あっという間に時が過ぎていく。
水シャワー後森のベンチに座って、目を閉じて深呼吸をする。緑色の匂いがする。
枝葉が揺れる音や、秋の控えめな日差しに包まれてとても気持ちがいい。
快感だ。脳みそから木が生えてくるような感覚を覚える。
サウナのリラックス・リフレッシュ効果は抜群だけど、それでも仕事等の日常を切り離して全てを忘れることは出来ない。サウナ自体もぼくにとっては日常だから。
この日も結局締め切りを忘れ去ることは出来なかった。やはり甘ちゃんである、無念。
サウナが有ると無いとでは違う日になるけれど、かといってサウナが劇的な何かをぼくの人生にくれることはない。だからこそ毎日通ってしまうわけだ。
素っ裸で放心して、ディープリラックスを得て心身に少しの空白が出来る一瞬の快楽。
内面のノイズが削がれてちょっとだけ軽くなって店を出ることで、世界の重力に、締め切りにまた対抗してゆけるのだ。
サウナ神に本日も感謝であります。
静かな3セット終わりにこの日のサボりの原因であるトム・ヨークを聴く。深く整いました。
ととのう率80%
(❇︎本稿のフィクション率90%
サウニストヒモはただのサウナ狂いですが、そこそこ真面目に仕事もします。)