上海、青島に数店舗展開するスーパー銭湯。

クオリティ高めのサウナ室に冷たい水風呂があります。


http://www.shnewstar.net/

(中国語)



採点者 : サウ二スト虚弱

サウナ : よもぎ蒸しサウナ的なやつ。温度計未確認体感アツめ、湿度高い。2段シートBGMラジオ。ミストサウナもあり。 8点
水風呂 : 水温計14度=体感、広め、中国っぽい匂い。24度の弱冷水、29度のプールもあり。 8点
休憩 : 浴室内に寝転びスペース。 6点
清潔感 : 綺麗にしてる。浴室内でのタオル使用禁止。 6点
お風呂 : 普通のお風呂 5点

客層 : 平日22:00IN、客付き2割程、中国人。サウナは貸し切り。 5点
営業時間 : 24時間(外国人は23時まで?)

値段 : 110元(¥1,600くらい)

 

総評 : 

モヒカン先輩&サウニスト毛深とちょっくら上海に行ってきました。

 

折しも上海には台風9号が接近中。



空気が悪く、ただでさえ蒸し暑い上海に台風が加わり、外はさながらちょっとした塩サウナ状態で身体はドロドロ、不快度数100%である。

つまり絶好のサウナ日和。


というわけで、中国マスター毛深のアテンドで早速DiDiでタクシーを調達してサウナに向かう。



到着したのは22:00前でしたが、24時間営業なので問題無し…


と思われたのですが


入館するなりフロントにいた店員が只事では無い様子で我々に何かを伝えようとしている。

「只事では無い様子」というのは雰囲気から何となくわかるのですが

ご想像の通り我々は中国語が全くと言って良いほど出来ません。

使える中国語といえば


「你好」「謝謝」「無問題」「我爱你」「再見」「天地無用」


の6択である。


それにしても、中国に行く度に思うのですが

中国人は何故頑なに中国語オンリーなんだろう。

同じ中国語圏でも台湾とはエラい違いである。

そりゃもちろん、ここは中国なんだから日本語が通じないのは仕方ないのですが、英語すら全く通じません。


どうせ通じたところで我々は英語も全くと言って良いほど出来ないんですけど。

使える英語といえば


「This is a pen.」「This is an apple.」


の2択である。




ふと、隣でモヒカンパイセンが


「外国人に対して頑なに母国語オンリーでまくしたてるのは中国人と大阪のおばちゃんくらいだよな」


と何やら格言めいた事を呟いていた。


すると店員がこんなものを見せてきました。



つまり


「23:00〜8:00まで外国人は入れないけど大丈夫?」


的な事を伝えたかったのではないか、というのをようやく理解した我々


「無問題!」


と元気良く答えて鍵を受け取り浴室へ向かう。

お会計は退館時。

1時間1本勝負である。


脱衣所にはタオルが山積みにされており、おっ、使い放題ですねと

タオルを取って浴室に入ろうとすると店員から凄い勢いで止められる。


何とどうやら、浴室内にタオルを持ち込んではいけないらしい。

日本では考えられないルールだけど、郷に入ればなんちゃらという事で手ブラで浴室へ。


タオルは持ち込めませんが、ゴシゴシ用のナイロンタオルや歯ブラシ類は浴室内に用意があります。


身体を清めてサウナ室。

ヨモギが吊るしてあり、割と短い間隔でオートロウリュがあって体感温度、湿度ともに申し分無し。

アダイブのよもぎ蒸しサウナウォーターセレモニー直後のアスティルを足して割った感じというと読者諸兄の皆さまには伝わりやすいでしょう。

タオルが無いので身体が拭けず、汗垂れ流しというのがサウナ室から自分の汗を持ち帰る」精神のドイツ人涙目って感じですが

サウナ室が貸し切りだったのは幸いでした。


サウナ室はもうひとつ、スチームサウナ的なのもあってこちらもなかなかナイスコンディション。

天井からはミストが降り注ぎ、足元ではスチームの対流があって、

金の湯ホンマ健康ランドのミストサウナ足して割った感じというと読者諸兄の皆さまには伝わりやすいでしょう。

オートロウリュ時にはスチームで部屋が真っ白になる。

ただ、石剥き出しの座面がアツすぎてシラフでは座るのが困難。

タオルがあればケツに敷く事が出来るのですが持ち込めないので、

水通しをして身体が冷たいうちに入るとスムーズに座れます。

こちらも貸切状態でした。


そして水風呂は嬉しい14度!

体感的にもド真中、浴槽の大きさにも余裕があります。

塩素臭の代わりになんか中国っぽい匂いがする。

中国行った事がある人には分かってもらえると思うんですが、ありますよね?何か中国っぽい匂いって。

隣には24度の弱冷水、更に隣には29度の大きなプールがある。

プールの隅にはジェットボタンが付いていて、腰〜背中のマッサージが出来る。

腰痛持ちには有難い。


サウナ→水風呂→弱冷水水風呂→休憩代わりにプールでプカプカマッサージ


のルーティーンで、とととのいの波がやってくる。


匂いといえば、ここの備え付けシャンプーやボディーソープは何だか懐かしい匂いがしました。

遥か遠い昔に嗅いだ事がある、ほんのり甘くて優しい気持ちになるような匂い。


何の匂いだろう…

と考えながらプールでプカプカしていたら、ハッと思い出す。


アレだ、赤ちゃんパウダー。



小さい頃、お風呂上がりお母さんがパタパタしてくれたっけ…

サウナのととのい効果により、幼少期の記憶が呼び戻され、ノスタルジックな、とても穏やかで爽やかな気持ちになって施設を出ると外は暴風雨。


雨が横に向かって振っている…

傘持ってないし、タクシーも全然捕まらないし、
サウナに行く前よりもドロドロになりながらホテルに帰還したのでした。