最寄駅はJR大和路線八尾駅。

素晴らしい水質の水風呂とナイスセッティングのサウナ室が2種。

 

http://yaogrand.com

 


採点者 : サウ二スト虚弱

サウナ : 温度計100度弱、湿度低め体感アツめ、けつアツめ。TV付き。 8点
水風呂 : 水温計無し体感15.5度〜16度、深さ110cm、広い。水質素晴らしい。 9点
休憩 : 浴室内にイス、露天にもイス。不足無し。 8点
清潔感 : 綺麗にしてる。意識高め。 8点
お風呂 : 源泉100%の温度違い、水風呂との交互浴が楽しめる。深さ110cm。 8点

客層 : 平日13:00IN、先客1名のち貸切。 10点
営業時間 : 10:00〜翌8:00

値段 : 日帰り入浴¥2,400

 

総評 : 

読者の皆さんどころか僕もすっかり忘れるくらい間が空いてしまいました前回、清水湯の翌朝。

アムザの水風呂は依然封鎖中。

 


そういえば、大阪では以前にも似たような事があったような…


評判のたこ焼き屋さんに美味しいたこ焼きを食べに来たのに、たこ焼き品切れでした、みたいな感じ。

プロサウニストの端くれとして、当然このままでは東京に帰れぬ。

今日は戻り日で他に予定も無いしということで、大阪市内から少し足を伸ばしてやってきたのはこちら。

 


ジミー大西や天童よしみ、そして豊川悦司を生んだ街、八尾市にある八尾グランドホテル。

 

某有名ミュージシャンが大阪でライブがある時には必ず立ち寄るという名施設である。

 

「いいよ」という噂はかねがね聞いていたのでいつか来てみたいと思っていたのですが遂に訪れる事が出来ました。

 

早速チェックインを済ませて浴室へ向かう。



開放感のある明るい浴室です。


サウナ室は熱源が露出しておらず椅子の中に設置されている所謂ボナサウナ(駒の湯とかニューウイングとかはこの方式ですね)という方式のやつで、とにかくケツがアツい。

 


サウナマットは使い放題だけど、何なら一枚だと足りないくらいアツい。

ケツを伝って全身に熱が行き渡り、発汗が捗る。

この攻撃的なセッティングは、どことなく聖地しきじを彷彿とさせる。と言うと読者の皆様には伝わりやすいでしょう。


何よりこんな素晴らしいサウナ室が貸切状態と言うのが良いですね。

サウナの本場フィンランドには「貸切に勝るもの無し」という諺もありますからね。ととのう率30%アップ


そんな感じで1人サウナを楽しんでいると、どこかで見た事のある4人組がサウナ室に入って来た。

何と前日に大阪でめでたくツアーファイナルを迎えたandropの皆さんでした。偶然偶然。

 

 

メンバー全員サウニストバンドとして、音楽業界のみならず温浴業界においても確固たる地位を築いている彼らは

名古屋のラジオ局ZIP FM「RADIO SNEAKER'Z」内において超絶大人気放送中のサウナ番組「サタデーナイトサウナ」の収録中でした。


この様子は去る11/2、23:00〜の放送だったのですが

お聴き逃しの方もエリア以外にお住いの方も、1週間はradikoプレミアムでタイムフリー聴取が可能ですので是非聴きましょう!

 

折角なので僕も少しだけ収録に参加させて頂きつつ、一緒にセッションを楽しむ事にする。

※一応言っておくとこの場合の「セッション」というのは「一緒にバンド演奏する」ではなく、「一緒にサウニングを楽しむ」という事です。


しっかり汗をかいたらしっかり汗を流して、渇望していた水風呂へ。

 


広くて嬉しい。

 

そして深さが110cmもあって、水深と水圧により体感温度が低い。水温計は無いが、体感15.5度〜16度といったところか。

(我々のようなプロは水温計など無くても肌で水温を測る事が出来る。誤差±0.5度)

塩素臭も無く、水が柔らかくてとても気持ちが良い。

奥の方のボタンを押すと、打たせ水が天井から落ちてきます。


 
これが結構な勢いで
どことなく熊本湯らっくすのMAD MAXを彷彿とさせる。と言うと読者の皆様には伝わりやすいでしょう。
andropベースの前田さんが危うく溺れ掛けているのが印象的でした。


汗流しカット防止の注意書きにも非常に好感が持てる。

 

掛け水をしないと、「サョナラ」する事になります。
あなたの汗の入った水風呂はいやです。
 
「そうだそうだ!その通り!」
と、andropギターの佐藤さんが激しく頷いていたのが印象的でした。
 
水風呂以外にも、いたる所に色々な注意喚起の張り紙が…
 
 

不衛生な行為をする人は、警察に引き渡します。
 
うーん、文章のセンスがとても素晴らしい。見習いたい。
きっと、この厳しめな注意書きのお陰で浴室内の秩序が保たれているんでしょうね。

 

休憩は、浴室内の椅子や露天で。

 

 


ちなみにここはサウナも素晴らしいけどお風呂もかなり良い。

 

特に水風呂横のあつ湯。

 


水風呂と同様深さ110cmで、ここと水風呂の交互浴だけで結構ととのえてしまう。
andropドラムの伊藤さんが我を忘れてお湯と水を何往復もしていたのが印象的でした。
 

水風呂に入りながら手だけお湯に浸けておくと、身体は冷たいけど手は暖かい。水風呂で冷えた血がお湯で温められて身体を巡るのがわかる。これは新感覚の気持ち良さだ。

「真冬に、冷えた部屋でこたつに入っている」感覚に近いかもしれない。永遠に入っていられる。

 

「飲用可」という事で

水分補給代わりに温泉を飲んでみます。

 


そう、ここの温泉は喉に良いのだ。

 

ツアー明けのボーカリストには打って付けであろう、andropボーカル内澤さんがゴクゴク飲んでいたのが印象的でした。

大阪でのライブ後には必ず来るという某有名ミュージシャンも、もしかしたら実はこの温泉が目当てなのかもしれないですね。あぁ真夏のジャンボリー。

ちなみに、味はあんまり美味しくない。

 

スチームサウナもなかなか攻撃的なセッティングで

ケツがアツ過ぎてタオルを敷かずには座れない。どことなく上海のNEW STAR SPAを彷彿とさせる。と言うと読者の皆様には伝わりやすいでしょう。

 

 

なかなか、何かのついでに来れる感じの場所にはないのですが

全体的にかなりクオリティが高く隙がない施設で、思い切って来てみて良かったです。濡れたまんまでイッちゃいました。

 

各浴槽の、110cmという深さ。

1mぴったりではない、この10cmに何か特別な想いを感じつつ

次回は是非泊まりで来たい!と思いつつ大満足で帰路につくのでありました。

 

ととのう率 : 95%

 


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