児童文学

今の感覚で知ること*ぼくのおじいちゃん、ぼくの沖縄

6月23日:慰霊の日

沖縄慰霊の日。

夏になると
手にとることの多くなる
戦争関連のお話し。

読んでおかなきゃ。
知っておかなきゃ。

戦争を体験した世代の
リアルなお話しも大切だけど

ここ最近読んだ
戦争関連のお話しは,
今の子どもたちが知る
感じる戦争のお話し。

終戦から70年以上経ち
あの頃から生活も風景も
大きく変わった日本。

その中で
今の子どもたちが
70年以上前のお話しを
リアルとして感じることがは
正直、難しい。

ぼくのおじいちゃん、ぼくの沖縄

このお話しは,
学校に行けなくなった6年生男の子が

十年前に家族を置いて
家を出て行った
おじいちゃんを探しに
沖縄へ行く。

そこで知る

おじいちゃんの思い

沖縄のこと。

今の子どもたちの目線で
今の子どもたちなりに知る・感じる戦争

まずは今の言葉で
今の感性で戦争を知る。

戦争が日本であった
本当のことと実感して
そして過去を詳しく知る。
戦争を知っていく。

戦争があったという現実が
残っていることを知って

自分がどうあるべきか
今できること
今からしていくこと。

知ることで大人になる
そんなことを教えてくれる1冊です。
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あらすじと感想

少年から青年になるキーワードはね、
「秘密」なんだと俺は思う。

(本文より)

男の子が成長するお話し
大好きです。

なんてたって
すがすがしい!!

このお話しも
同級生を恐れ
学校に行けなくなってしまった
6年生の男の子が

おじいちゃんを探しに
沖縄へ一人で行くことで
色々な秘密を胸にかかえ

少年から青年に
なっていきます。

強くなっていく男の子。
かっこいいです。

目次のページの挿絵も
すごく好きです。

二人が砂浜にいる姿。

お話しにはないけれど
最初の二人の関係を
象徴しているかのような
遠くて静かな距離を感じます。

すごく印象的。
すごく素敵。

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こんな時に読みたい

icon-check 戦争のお話を今の感覚で知る
icon-check 夏の読書感想文の本を探しているときに

汐文社 >
ぼくのおじいちゃん、ぼくの沖縄
ぼくのおじいちゃん、ぼくの沖縄
作:上條さなえ
絵:岡本順
2015.8

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