【箕輪厚介さん】「死ぬこと以外かすり傷」の魅力を紹介

箕輪厚介さんの死ぬこと以外かすり傷の魅力を紹介

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気になっている人
最近よくテレビで見る箕輪厚介さん。
「天才編集者」と呼ばれているけど、どんな人なんだろう。
箕輪さんの自伝本の「死ぬこと以外かすり傷」っておもしろいのかな…?

 

かめちゃん
そんな皆様の疑問に、ご本人の著書「死ぬこと以外かすり傷」のレビューとともにお答えします。

 

この記事を読めば、

 

・箕輪厚介さんとはどんな人か
・「死ぬこと以外かすり傷」の魅力

 

がわかります。

 

 

 

では、いってみましょう。

 

 

箕輪厚介さんとはどんな人?

箕輪さんは、現在幻冬舎という出版社に所属する書籍の編集者です。

 

箕輪厚介

写真引用元:転職サイトtypeより

 

様々な作品を手掛けられていますが、箕輪さんを一躍有名にした初期の有名なものは、
当時注目されていた個人投資家の与沢翼さんを特集された「ネオヒルズジャパン」という雑誌です。

 

ネオヒルズジャパン

 

「秒速で億を稼ぐ男」として話題だった与沢さんを、その存在とともに流行った「ヒルズ族」という
言葉とともに紹介したこの雑誌は注目を集め、箕輪さんの存在を世に知らしめました。

その後、「多動力」

「ブランド人になれ!」

「人生の勝算」

「空気を読んではいけない」

「お金2.0」

 

 

などの、ヒット作を量産し続けています。

 

箕輪さんの編集する書籍はその内容もさることのながら、その従来の編集者の型にはまらないやり方や、SNSにおける自身の影響力を使った拡大戦略、そのワイルドな風貌や生活ぶりから、「天才編集者」と呼ばれているわけなんですね。

ちなみに、この本と同タイトルのCDでアーティストデビューもされています。笑

 

本当に色々なことをされていますね!

 

 

 

箕輪さんを語る上で外せない『オンラインサロン』の存在

箕輪編集室

 

さらに、箕輪さんが注目される理由の一つの中には、ご自身が運営されている箕輪編集室という「オンラインサロン」の存在があります。

 

これは、箕輪さんの生き方と方針に賛同した、同じ目的を持つ方々がが集まり、箕輪さんの手がける作品のプロモや装丁などの仕事を含め、様々な取り組みをしているコミュニティです。

 

この「オンラインサロン」の形態をとるコミュニティは近年急速に拡大を進めています。

中でも、箕輪編集室はそのトレンドを一気に有名にさせたものの一つだと言えます。

 

箕輪編集室を含め、オンラインサロンが興味深いのは、参加者が「月額を支払って入会し、活動をしている」という点です。

 

通常であればこの手のものはそもそも無料であったり、作業をするのであれば見返りに対価(手っ取り早い話お金)を求める感覚が、今までは普通とされてきました。

 

しかし、箕輪編集室はその逆です。

 

皆さん、自らお金を払って活動をしに来ているのです。

この新たなコミュニティのあり方についても、箕輪さんは「死ぬこと以外かすり傷」の中で語っています。

 

彼らはオンラインサロンで、『お金』を得るために働いていない。『楽しい』とか『面白い』いかいうやりがいのために動いている。お金や物質を得ることよりも、高次な欲望を満たすために働いているのだ。若い世代はどれほど給料が高くてもやりたくない仕事はやりたくないが、楽しい仕事はお金を払ってでもやりたいと言う価値観を持っている。もはや、遊びと仕事の区別はない。

 

大企業のサラリーマンが年功序列的な順番待ちをしている間に、箕輪編集室では高校生でも大学生でも、どんどん手を動かして成長していく。そして自分をブランド化して、個人として活躍する力を得ていく。ここはいま、日本で一番熱い私塾になっている。

 

これからは、そういった働き方(生き方)がスタンダードになってくる、と。

 

みずからお金を払ってでも、自分の興味のあることに熱狂して入り込む。

 

そういう人間だけが進化できるし、これからの時代を生き残ることができるのだと、
箕輪さんはおっしゃっているわけなんですね。

 

この話だけでも、今までにない価値観で、ハッとする点があったのではないでしょうか?

 

箕輪さんについて、ザーッと紹介してみましたが、今紹介したことも含め、
この「死ぬこと以外かすり傷」のは、箕輪さんの金言が数多くちりばめられています。

 

では、次からは私の感じるこの本の魅力を、ご紹介していきます。

 

 

 

 

『予定調和を破壊せよ』という考え方

予定調和を破壊せよ

新しいものを生み出すためには、予定調和や合理性から離れるべきだと語っています。

 

印象的なのは学生時代の旅のエピソードです。

 

高校時代は、箕輪少年はスペインでパスポートを紛失し、無一文になった状態から空港で日本人に助けを求めてなんとか臨時パスポートを発行し、帰国します。

 

大学時代のインドでは、怪しい現地人に軟禁された状態から脱出したりと、命の危険を感じる体験をします。

しかし、そこで箕輪少年の頭に生まれたのは

 

『今すぐネットカフェを探してミクシィ日記を書かなきゃ』

 

という使命感だったそうです。

あんなに怖い思いをしたのに、脳内にはアドレナリンが吹き出し、誰かに伝えたくてたまらない。

そういう、編集者としての素質みたいなものを、箕輪少年は最初から持っていたんですね。

 

編集者などという仕事は善悪や倫理など関係ない。自分の偏愛や熱狂が抑えきれなくなって、ほとばしって漏れ出したものが作品に乗って世に届くのだ。

 

予定調和にロジカルに考えても計算通りのものしか生まれない。無難に生きても何も起こらない。誰かが作った道を踏み外す。カオスにこそ、まだ見ぬ景色があるのだ。あらゆるトラブルに自ら身を投げろ。

 

箕輪さんの作品には、このようなマインドが詰まっているからこそ、人の心を動かすんでしょうね。

 

 

『自分の手で金を稼ぐ』という意識

自分の手で金を稼げ

 

箕輪さんが幻冬社に転職をしてからは、仕事は猛烈に忙しくなったそうです。

 

しかし、自分の収入で奥さんとお子さん2人を育てるための広さの家や家計を維持するために、片道二時間ほどかけて、小手指から都内へ通勤していたといいます。

 

私も経験があるからわかるのですが、そんな生活をしていると、仕事に対して時間や体力的にどうしても限界が出てきます。

 

そこで、箕輪さんはあえて自分の退路を断つために、月収の2/3の家賃を払う家に、都内へ引っ越します。

自分の計算では、数ヶ月で貯金も底をつく状況。

 

しかし、箕輪さんは『ではどうやって金を稼ぐか』ということを考え、行動に移します。

 

本業で得た自分の業績を市場に晒して、仕事を受注し始めるのです。

webメディアに記事を書かせてもらったり、編集者養成講座で公演を行ったり。

先に紹介した、オンラインサロンも始めます。

そうしていくうちにどんどんその規模と額は大きくなっていきます。

 

僕がしたことは、無謀にも市場に出て行き、自分の腕一つで稼がなければいけない状況に自分を追い込んだだけだ。しかし、その瞬間、それまでの檻の中で安寧に暮らしていた僕の意識が変わったのだ。自分で餌を探すことを覚え、狩りの仕方を習得したのだ。どんな小さなことでもいい。自分の手で、頭で、足で、名前で稼いでみろ。自分の値札を意識しなければ、一生飼われた豚のままだ。飢えたオオカミになれ。

 

あえて自分を過酷な状況に置くことで、自分の手で金を稼ぐにはどうすればいいか、ということを考えて行動する。

 

そういったマインドが、箕輪さんの仕事の質をあげ、作る作品のクオリティをあげる要因になっているのです。

 

 

 

自分というブランドと名前を売っていくという考え方

名前を売れ

 

『自分の手で稼ぐ』と言うマインドに繋がる部分ではありますが、箕輪さんは自分という存在に『ブランド』を作り、それで世の中に価値を提供して、金を稼ぐことの重要性を提唱しています。

 

自分が何者か、何をやっているか明確に答えられる人間であれ。ブランド人に人も金もついてくる。最初はハッタリでいい。ハッタリかまして伝説を作れ。

 

箕輪さんいわく、実力だけで何者かになれるなどという考えは甘いといいます。

ムーブメントを起こし、自分の手で現象を起こすことのでき流人間になるには、結果を残すと同時に自ら『伝説』を作らなければ意味がないとのこと。

それが『ブランド』であり、それに人も金もついてくると言います。

 

どんなに大きな仕事をやり遂げたとしても、『自分の名を刻むまでが仕事』という心がまえを持つ。

自分がヒーローインタビューを受け、たくさんの人のまえで自分の成し遂げたことを大いに語る姿のイメージまで持って、伝説を作る。

 

ここまで徹底しなければ意味がない。

そして、『この人のやることなら乗っかってみたい』と思わせる。

そう言うことができなければ、これからの時代は生き残っていけないと言います。

 

そしてそのブランドは、最終的に宗教でいうところの『教祖』のような存在になるということが究極形であると言います。

 

実現したい世界や価値観を表明し、体現する。多くの批判と世間からの返り血を浴びながら、それでも共感してくれる人を集め、巻き込んでいく。そんな教祖力を持った人が、これからの時代を作っていくものだと思っている。

 

スマホやインターネットが普及した現代では、個人が自分の好きなものだけを、好きな時間に見ることができるようになりました。

 

それはすなわち、人々がここに分断され、ある意味孤独になっているということです。

 

だからこそ、自分の好きなものや、同じ想いを語るコミュニティの存在が大きくなっていく。

あらゆるビジネスは、こういうものになっていくと考えられるので、これからはそういった『教祖』的な存在になることが重要であると語っています。

 

 

 

誰よりも手を動かして質をあげるという考え方

手を動かせ

 

これだけの話を聞くと、まるで箕輪さんが本当にセンスの塊である『天才』であるように思えますよね。

私もこの本を読んでいて、この歳でここまで自分のスタンスを明確にし、文章にして、語れるなんてすごいなと思っています。

 

でも、箕輪さんはただの天才ではなく、誰よりも『手を動かしている』んです。

 

圧倒的に手を動かせ。戦術や戦略はそれから語れ。ウダウダ考える前に、誰よりも打席に立つ。恥を恐れず舞台に上がる。話はそれからだ。

 

圧倒的な量を制圧して初めて見える世界があると言います。

箕輪さんは、NewsPicks Bookという企画で、毎月一冊本を出版していました。

これは、通常の編集界では考えられない頻度だそうです。

 

もちろん、その分箕輪さんは身を粉にして、圧倒的な量の仕事をこなします。

そんな、とんでもない量の仕事をこなしてわかったことがあるそうです。

 

表面張力ギリギリまで頑張っていたコップの水がザーッと外にあふれたあと、本当の能力が開発されるのだと。

 

ありえない量をこなすことで、時間的にも制約がかかり、集中力も増す。

 

それで、人間は突き抜けることができるし、次のステップに成長することができる。

 

しかし、そうやって仕事の質が上がり、結果を出して、名前を売れば、おのづと付いてくるのが『批判』です。

 

それがある意味『ブランド』になった証拠です。

そして、そういう批判から自分を守ってくれるのも、自分が誰よりも手お動かして量をこなしているんだぞ、という自負なのです。

 

オレはお前らが寝ている間も動いている。誰よりも量をこなしてきた。舐めるなよ。と確かな感覚が手に残っていれば、胸を張って戦える。量だけは裏切らない。誰よりも動け。

 

誰もが、どんなことに対しても本来大切にすべきこと。

でも、忘れてしまっていること。

それを、こんなにもストレートに教えてくれる、箕輪さんのこの仕事に対する姿勢には、頭が上がりません。

 

 

努力は夢中に勝てないという真実

熱狂せよ

 

最後に、箕輪さんがこの本の中で語っている、私の好きな部分を紹介して終わります。

 

 

『大半の仕事をロボットがやるようになれば、人間は人間にしかできないことをやるしかなくなる。合理性から逸脱した偏愛。全てを失ってでも没入する熱狂。ロジックや計算では測れないものごとに価値が生まれる。努力は夢中に勝てない。』

 

出版不況において、とんでもない数のヒットを生み出していることから、どのようなマーケティング戦略を取っているのかよく聞かれるらしい。

 

でも、箕輪さんは、売れる売れないを理由に本を作ることはないという。

あくまで自分が読みたいかどうか、が判断軸であるそうだ。

 

あくまで自分が熱狂できるかどうか。

 

大切なのは、自分の心がどれだけ動くか。

(もちろん、好き勝手暴れるための数字(結果)を出した上での、そのマインドだ。)

 

当然、仕事をしていれば苦しいこともあるし、朝は絶望的な気持ちにもなる。しかし、どれほど努力をしても夢中な人には勝てない。義務感で仕事をやっている人間は、ヨダレを流しながら寝ることも忘れて没入している人間には絶対に勝つことはできない。だから僕は自分が夢中になれるかどうか、その心の動きを大切にする。

 

 

私が箕輪さんのことを好きなのは、この言葉に集約されていると思う。

 

私も、もともと人間は『夢中になれること』だけに集中して、人生を楽しむべきだと思う。

 

それが、いつしか文明が発達して、いろいろなものが豊かになったあたりから、それを二の次にして、したくもないことをしなければいけないことになってしまっていた。

それが、いやでもなんでも、やればやるだけ右肩あがりに結果が出たり、経済的に豊かになれる社会であったから、仕方ないとわりきれていただけだ。

しかし、今はそうではない。

 

閉塞感が漂い、先に言うところのロボットやAIが発達して、人間が『やりたいこと』だけに集中することができる時代はすぐそこまで来ている。

そして何より、インターネットの出現によって、なにも有名な企業に入っていなくても、個人単位で自分の意見や作品を人々に伝えることができるのである。

 

これは、とんでもない『チャンスの時代』だ。

 

箕輪さんは、『編集者箕輪厚介』としてもこのことを、自身の生き方として体現してくれている。

 

そして、地球上で『自分の生き方を貫き通している』人々にアプローチし、その人の『熱狂』を一冊の本にし、私たちに届けてくれている。

 

そんな箕輪さんの自伝書であるこの『死ぬこと以外かすり傷』は絶対に読むべきだし、これから箕輪さんが世に出す本は、一冊たりとも見逃してはいけないと思う。

 

 

 

 

 

これからも、箕輪さんの動向から目が離せないですね。

 

この記事をご覧になった皆さまも、ぜひ『箕輪本』を読んでみてください。

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