発音ってやっぱり大事!~IT用語のファームウェアって?~

長かったような短かったようなGWが終わりましたね。皆さんはどのように過ごされましたか? 今年はどこにも行けないし、ほぼ自宅におこもりしていたので、うちは庭でBBQしました。スモア(S’MORE)も勿論、作りましたよ~!(^^)



GWのとある朝、私が朝レッスンや仕事関係のZoom会合で午前中バタバタしていると、何やら家の中が騒がしい。


お昼になって、仕事関係のことが落ち着いたのでキッチンに行って主人に事情を聞くと、朝から子どもの携帯の調子がすこぶる悪かったようで、それでみんな騒がしかったとのこと。



で、その時の主人の説明。




旦那
旦那

「スマホのファームウェアが上手く動いていなかったから、強制終了させて再起動かけたら、一応直った。」






この説明を聞いて、「なるほど」と言いながら、私の頭の中に浮かんだものは「ファームウェア」の英語のスペル。

(ちなみに、ファームウェアとは・・・「電子機器に組み込まれたコンピュータシステム(ハードウェア)を制御するためのソフトウェアで、ソフトウェアをROM等の集積回路にあらかじめ書き込まれた状態で、機器に組み込んだもの。また、ソフトウェアではなく、プログラマブルロジックデバイスで利用する回路情報も広義のファームウェアと呼ぶことがある。(ウィキペディアより)」)





・・・で、私は頭にスペルを浮かべながら主人に


AYANO
AYANO

「ファームウェアのスペルは?」




旦那
旦那

「・・・」







返ってきたのは、苦笑いのいつものごまかしだけ。主人は工学系の人間で、IT絡みのことは大丈夫だけど、英語が大のニガテ。



まぁ、そんなことはどうでもいい。(笑)





日本語の「ファ」の音って英語のF? それともH?






・・・ここから本題の発音のお話。




AYANO
AYANO

ファームウェアの単語を別々の単語にばらしてみると・・・以下のような単語になります。
 
ファーム
 
× farm (農場、農家)
〇 firm (合同会社、事務所、固い、安定した)
 
 
 ウェア
 
× wear (身に付けている、衣類)
〇 ware     (同一種類の品、商品、才能)



・・・ということでスペルの正解はfirmware。







旦那がファームウェアと言っているのを聞いて・・・




「ファームウェアっていう単語、日本語の音で発音すると状況によっては意味が通じないことが起こるかも!? 文脈や内容で理解はしてもらえるかもしれないけど、やっぱり一瞬!?ってなるはず!!」

AYANO
AYANO







・・・と私は思いました。何故かと言うと・・・




AYANO
AYANO

日本語の発音で「ファームウェア」と発音すると、相手にはfarmwear、若しくはfarmwareと聞こえてしまうはず。もっと細かいこと言えば、恐らくharmwear若しくはharmwareと聞こえてしまう可能性も大。詳細を説明すると・・・
 
 
 
・日本語の「ファ」の音を出すときは歯を使わない。
・歯を使わないとfの音はhに聞こえてしまう可能性が非常に高い。
・wear(wέər)とware(wέər)の発音は全く同じ。
 
 
 
こうなると、大変です。farmならまだ笑い話になるけど、harmになると、harmは「危害、悪意」などという言う意味なので。
 
 
 
harmwearにしてもヤバいし、harmwareなんてもっとヤバい!!(笑)
 
 
 
これだとまずいでしょ~、絶対!harmwear「悪意の衣料」、harmware「危害の品」ですからね。(;^_^A
 
 
 
じゃあ、farmwearは当然、文脈上あり得ない。「農家の衣料」ですから。
 
 
 
wearとwareは発音が同じなので、特に心配する必要はありません。



今回一番大切なのはfの発音。fの発音の時は必ず上の歯を下唇に軽くあてて息を漏らしてくださいそうしないとfの音は出ません。これをしないと日本語の音で発音するとhの音に聞こえてしまいます。
 
 
 
他にもfarmとfirmの母音の違いを説明したいのですが、長くなりそうなのと、発音や発音矯正については私、本当に超がつくオタクなので、少しずつオタク部分を露呈していくことにします。




手前味噌ではありますが、これまで出会った外国人全員に日本語の訛りが全くないと言われています。また、人の発音を聞くだけで、その人の調音器官の使い方を分析できる特技があるので、いろんな人の英語を聞いて「あ~、この人、○○のところ直したらいいのになぁ」とかいつも思っています。(笑)
 
 
 
私の発音矯正のレッスンでは、英語の音の出し方をびっくりするくらい細かいところまで指導し、生徒さんの現在の調音器官の使い方をがっつり矯正していきます。初めてレッスンを受講される生徒さんは、皆さんびっくりされますね。びっくりと同時に発音の大切さを理解してくださるので、こうやって少しずつでも発音の大切さを広めていけるのに日々やりがいを感じています。
 
 







長くなりましたが・・・




とにかくfの発音大切ですよ~。(笑)




以上、今日のお題「発音ってやっぱり大事!~IT用語のファームウェアって?~」でした。


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この記事を書いた人

AYANO

AYANO ENGLISHの代表講師。
様々な分野の英語指導や英語学習のカウンセリングなどを25年以上に渡って行ってきた。得意な分野は発音矯正。