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アブダビGPのスタートは「F1の夕暮れ」でもあります。チャンピオン争いは例年とさほど変わらないシーズンではありましたが、新たなポールシッターと新たな優勝者、新たな表彰台登壇者、さらには将来期待できる若手や新人を生み出して70年目を締めくくります。

優秀な新人との出会いがあれば長年に渡ってF1に携わったドライバーとの別れもありますね。F1大国になり得た真っ只中にデビューし、浪人や度重なる移籍で安定したキャリアを積んだルノーのヒュルケンベルグ
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一方で前例の無いポーランドから代走を経て、早い時期に「将来のチャンピオン候補」とも言われた矢先にドライバー人生を失う大事故、そこからの奇跡の復帰を果たした不死鳥クビカ
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どちらもF1を知る者であれば欠かせないドライバーでしたね。この先はまだ分かりませんが、ひとまずF1ラストレースとなります。しかと走りを見届けましょう。

Q1の1本目アタックの直前で早速この方がやらかしていました。
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毎年の事になっていますが、このレースでこのシーズンも終わるから。厄は旧年に全て落としておきましょうね。来年がマジの正念場になるだろうから。
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この方も充分ベテランなのに毎年ポイントを稼げずにきています。一緒にいる分には悪い人では無いんだろうけどツキもなくまま暴れちゃうし、成績が不安定ですね。
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それに追い討ちをかけるように、ヒヤリハットの横槍を入れる人が
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クビアトです。ただでさえ予選位置が安定しないってのに、チームもちゃんとみてあげてよ。
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タイムアップ直前でレーシングポイントのペレスがトップのハミルトンから1.1秒落ちの5番時計はすごい!ストロールも12番手通過で幸先いいタイム計測ができています。Q1は邪魔されグロージャンと前戦ブラジルGPでミラクル上位フィニッシュでポイントを稼いだアルファロメオがそろって脱落。ライコネンをもってしても18番手って酷すぎるな。一応、アブダビGP優勝経験者なんだけど。
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Q2のハミルトンとレッドブル勢は黄色いミディアムタイヤで出発。フェラーリは?!
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ボディカラーと同じ赤いソフトだ。そう来たか。
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KM「ミディアムなら、俺もだよ」
ハースのマグヌッセンもでしたね、失礼!こちらは黄色いミディアムの方がマシンに映えてカッコいい。
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1本目はソフトのフェラーリよりミディアムを履いたメルセデスの方が僅差で速い。同じタイヤならもっと差がつくと考えると、アブダビはやはりメルセデスの独壇場になりそうな気配です。
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あ、ボッタス走るんだ。いいことだけど、チェック程度だよね?!パワーユニット交換ペナルティをはじめ、予選前までに「色んな出来事」があったけど、金曜のフリー走行は好調だったもんね。ポールポジション獲れたかもしれない。
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え、2番手タイム?!マジか、、いいことだけど、そのタイムなら充分Q2突破しちゃうんじゃ、、いや、いいのいいの!コッチの話(笑)
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Q2のタイムアップ直前にはルクレールがミディアムタイヤでトップタイムを叩き出した関係で、スタートタイヤはミディアムに決定。ということは、トップチームでソフトタイヤスタートとなったのはベッテル独りぼっち。まあこれなら戦略も違うし同士討ちは免れるかな。
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Q2のトップタイムを奪われたハミルトンはQ3の1本目からリベンジを図ります。チャンピオンは獲ったけど、得意としてきたポールポジションは今シーズン少なめでした。ポールからでなくても勝ち、F1ナンバーワンドライバーに向けたいい進化です。その後ボッタス、ルクレール、ベッテルと続いて、このアブダビGPで輝きがみられないフェルスタッペンは
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0.3秒落ちでハミルトンの後ろに割って入る。レッドブルはどうしてもフェルスタッペン1人に託す形になりがちで、セカンドがついてこれない。
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ポールポジションを決めるオーラス2本目はルクレールが隊列の最後尾に就きます。残り1分でターン9を過ぎたあたり。ヤス・マリーナサーキットは1周で1分30秒以上かかります。第3セクターはカクカク低速エリアだし、この位置でアタックに間に合うの?!
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前を走るベッテルはギリギリセーフ、ルクレールは赤信号が灯り、タイムアップ。間に合わないじゃん、何やってるの?!これじゃあダラダラなイタリアGPの二の舞じゃん。
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ボッタスは結局Q3も真面目に取り組んで、2番手を獲得。結局、降格ありきで変に詮索したりせず、普通に予想してよかったんだね(笑)鬱憤を晴らせたかな。

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《予選結果》
 1 ハミルトン     (メルセデス・M)1分34秒779
 2 ボッタス      (メルセデス・M)1分34秒973
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分35秒139

《予想との答え合わせ》
あくまでボッタスの降格は考慮せず、予選の順位との答え合わせをしていきます。
ポールのハミルトン、7番手ノリス、8番手リカルド、11番手ペレス、17番手ジョビナッツィ、19番手ラッセル、20番手クビカとなり、正解は7人でした。ドライバーの中には「ボッタスはQ2以降は走らないはず」なんて読みでQ3進出を狙った者がいたかもしれませんね。残念でしたー。

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《Q3トップのハミルトンとの差》 
 メルセデス(ボッタス)は0.2秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.4秒落ち
 フェラーリ(ルクレール)も0.4秒落ち
 マクラーレン(ノリス)は1.7秒落ち
 ルノー(リカルド)も1.7秒落ち
 レーシングポイント(ペレス)が2.2秒落ち※
 トロ・ロッソ(ガスリー)は2.3秒落ち
 ハース(マグヌッセン)が2.5秒落ち
 アルファロメオ(ジョビナッツィ)は3.3秒落ち
 ウィリアムズ(ラッセル)が3.9秒落ち
 ※は最速タイムから算出

コンストラクターの「中の上」に位置するマクラーレンとルノーは4台揃って非常に僅差でした。今回がひとまずのラスト予選となるヒュルケンベルグとクビカの2人は残念ながら相方には勝てずでした。次は頑張りましょう、いや次は無いんだ。ごめん。

《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 ボッタス(メルセデス)

色んなことがあろうがなかろうが、一生懸命タイムアタックに臨んでも実に地味。でも当たり前とはいえQ2で手を抜く事なく、最後まで参加し、自身の速さを見せつけたボッタスを誉めたいと思います。いいないいなー来シーズンもメルセデスのマシンに乗れるし、新しい女の子にも乗りたい放題じゃないか!地味が何だ、エミリアが何だ、ファンが少ないが何だ、miyabikunはこれからも君の走りに注目し、クローズアップしていくから心配するな!

《決勝の表彰台予想!》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)
 2 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 3 ルクレール   (フェラーリ・F)

ヤス・マリーナは抜き辛いコースレイアウトであるため。予選スターティンググリッド順で表彰台順位も決めました。ボッタスはおそらく6位アルボンとのバトルできるまではミディアムタイヤで乗り切る気がします。表彰台まではなかなかまだ遠いけど、決勝での何台抜いてこられるかに注目したいと思っています。

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泣いても笑っても、決勝レースが今シーズンのラストレースとなります。予想を覆す順位で皆に頑張ってもらいたいですね!

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