こんにちは。

大阪府守口市の、笑いあふれる教室、

『ピアノ教室セシリア』の、もりやみつよです。

 

いつも読んで下さって、どうもありがとうございます。

 

子どもさんを教えていて、手がすごいかかりますやん。

何度言っても覚えなかったり、同じ事またやってもたり。

あれしぃや、これしぃや、言うてもコロッと忘れてたり。

それが発表会でも、日常でも変わりはないです。

 

ただ、発表会であっても、普段であっても、精神面は同じ、フラットな状態。それはそれでスゴイです。

大失敗しようが、割とケロッと「来年は何々弾く」と言うたり。

 

小学校高学年から上になると、自我とか出てきたりするので、それまで平気だった子でも「ドキドキする」と言うてたりします。

 

大人の方になったら、そらもっと。

練習は、割と言われた事をちゃんとされるし、少しずつ上達もされるのですが、精神面の作用が大きいです。

 

 

 

 

近づけば近づくほど「出れますか出来上がりますか」と聞かれます。心理的圧迫と戦ってはるんでしょうね。

私に出来る事と言えば、練習されてきた事をさらにアドバイスする事しかないのです。

 

それと、少しでも心の負担にならないように、私は

「発表会のプログラムに名前が印刷されたら、返金できませんが、それまでに《やっぱやめとこ》ならば、OKですから」

と、申し上げています。

 

それが大体3月初め。

それまでには、仕上がるかどうか大体わかると思います。

 

そもそも、何で大人になったら、怖がるのでしょうか

「自我」。

コイツです。

 

ヒトには「心」の部分と「自我」の部分とあって、自分自身の安寧をはかろうとする (利己的) 過程を自我といいます。

 

「発表会出たい。舞台で演奏したい。

この曲難しいけど弾きたい」

が心の部分とすると、

 

「出るには練習せなアカンで。時間取れる

練習しても舞台で失敗するかもしれんで。

難しいやんな、この曲。

失敗する可能性が高いし、仕上がれへんかもしれんで」

と、チャチャ入れるのが自我。

 

 

 

で、大人はこれが大きいのでしょうね。

子供は良くも悪くも「今」しか見てないから、今練習せんかったら、先で泣くのは自分やと言うのが、わからない。

 

わかってくれよ、もう少し。

 

でも、出来るかどうかの不安は、不思議とない。

 

もう少し持てよ。

 

子供から大人に成長すればするほど、今までの経験等がありますから、経験で推し計ったりします。

 

焦れば焦るほど、自我がチャチャ入れて、練習もただ闇雲に速くばかり弾いてしまったりします。

 

速く弾けて安心を手にしたいところでしょうが、大抵、レッスンでダメ出しされたりしませんか

それは丁寧さがなくなっているからですね。

 

そういう時、いっそのこと、心に問うて下さい。

「何で恐いん」

「何で出る事に、二の足踏み出したん」

とか、紙に書きだした方が整理されるかもですね。

 

ちょっとグサッと来る事書きます。

『失敗したらカッコ悪いし…恥ずかしいし…』

 

ですよねっっ。

 

でも、失敗して死にますか

そんなん、私なんか何回死んでるか。

演奏会の度に、ザオリク祭りですよ。

ザオリク…知ってる人、どんだけいてはるんやろ。

 

 

 

 

私自身は周りから『鋼鉄の心臓に、剛毛が生えてる』と思われています。

 

ひどいよなっっ。

私かてヒト科や。

宇宙人かもしれんけど、ドキドキもするわいな。

 

でも、それを最小限にする事は出来ますし、舞台で止りそうになった事もあるけど、絶対止まらないです。

気持ち的には『止まったら死ぬ』と思っています。

 

幼少期から始めて、ミスはたくさんしてますけど、今まで1度も止った事ありません。その根性だけはあります。

それが『鋼鉄の心臓』と言われる所以か…。

 

失敗すること自体は、いいと思うのです。

それをプラスに変えるならば。

次につなげる何かにするならば。

 

子供は失敗しても、あんまり尾を引きません。

すごい繊細な子もいてるけど、大抵は、失敗した事は覚えてるやろけど、それによって落ち込んだり、傷ついたりする事が少ないのでしょうね。

 

拘泥しないというか。

その辺は羨ましいですね。

 

…まぁ、ほかにも色々理由があるかもしれません。

自分の心の奥底にあるものは、誰だって見たくもないし触れたくもない。

 

ましてや、自分以外の人に知られたくもないですよね。

コッソリ、一度向き合ってみて下さい。

 

 

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