こんにちは。
大阪府守口市の、笑いあふれる教室、
『ピアノ教室セシリア』の、もりやみつよです。
いつも読んで下さって、どうもありがとうございます。
先日、東京までちょっち行ってまいりました。
1つは、日本作曲家協議会総会がありましたので、今年は新参者ですし、ご挨拶と思って出席するつもりでした。
出席の様子はコチラに。
そんなある日、お問い合わせを頂きました。
埼玉在住の方が、プーランク《愛の小径》を人前で弾くので、分析をしてほしい…Skypeで…と言うものでした。
日にち的に合えば、私が東京に行ってる時に、どこかでお会いしてアナリーゼする方が、直にお伝え出来るものがあります。
で、お聞きしましたら、スケジュール調節してくれはって、お会いすることになりました。
ピラミッドの真下の理事会室天井
結構この2~3年、遠距離の方がレッスンに来て下さることも多くなりました。遠い方は岐阜・白鳥から。
京阪神でも、片道60分以上の方が数名。
また、ウチの書棚にあった出版楽譜の作曲家と繋がり、導いて頂く事になったり。
20年くらい会っていなかった友達と繋がったり。
ご縁と言うのは決して時空の距離ではない、という事をたくさん経験しました。
考えてみてもそうです。
ごく近くに住んでらっしゃる方を体験レッスンしても、ご縁がなければ日にちも合わないですし、お互いのフィーリングも合いません。そんなもんやな~、と思います。
だから、この東京の方とお会いする必要があれば、東京でレッスンやろな~と思っていました。
会議のあったJASRACのビル最上階
で、東京方面に全然明るくないので、お師さまに聞きました。
み「川越市て、東京まで来るん、近い」
大「遠いよ。何で」
み「川越の人のアナリーゼのレッスン、Skypeより直がいいかなと思って、東京に来てもらうことになってんけど…。
うわぁ…悪かったかも…」
大阪の端っこの私から考えたら、神戸三宮くらいまで行く感じかなすんません。
駅で待ち合わせしました。
まあ、とてもお美しいお嬢さんで、おばちゃん、ビックリしましたですよ
若くて綺麗なお姉ちゃんの横は、恥ずかしい
お茶しながらプーランク《愛の小径》を、東京なのに大阪弁丸出しで、お話させていただきました。
プーランクは近現代に分類される作曲家で、おフランスな作風です。ラヴェルやドビュッシーと…あんまり似てませんな。
でもおフランスを感じます。
万華鏡のように移り変わる和声は、近現代と言えますが。
この作曲家を分析する時に、1個ずつ和音を書き出していっても時間の無駄やな…と思い、機能和声に基づいて、ザックリと説明する方がわかりやすいです。
で、この曲のメロディに、ザックリと機能和声的な和音を書いたものも、作成して持って行きました。
私の見解ですが、プーランクは、綺麗な和音であってもどこか非和声音を置いたり、きちゃない音をぶつけてきたりします。
マイスキーの《愛の小径》 素敵やで
たとえば、ここに真っ白のハンカチがあります。
真っ白です。
それを使った時、一点の汚れが着きました。
「あ~あ…取れるかなぁ、これ」
多少の汚れなら洗濯すれば取れるやろけど、墨汁とかカレーだったら…。
その一点のシミによって、以前真っ白やったんやな…すごい綺麗なハンカチやったのにな…と《白》に注目行きます。
今はもうない、真っ白だったものに対しての、哀しさ、切なさ、あるいはシミをつけてしまった自分の後悔、腹立たしさ…。
ただの《白》の色にも、ヒトが感じる感情、ドラマは様々。
一点のシミによる過去の美しいものが、ドラマによってさらに美しくなったり。
あるいは、白い紙。
まっさらの白い紙。すごくきれいな紙。
それが何かの拍子に、くちゃくちゃっとなってしまった。
シワを伸ばしても伸びない。
一生懸命平らにしたところで、もう、あのまっさらの白い紙には戻らない。
一度傷ついてしまったものは、まっさらにはならないのだ…というような、一点の不完全。
和音内の音ではない、きちゃない音を使うのは、完璧な世界、調和を表すのではなく、不完全であるヒトの、心の揺らぎを表していたりするのかもしれません。
つづく
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