これは8年前のFacebookの投稿。渡英してまだ6か月ぐらいしか経っておらず、東京の家族は私が心配で何かにつけ、いろんなものをイギリスへ送り届けてくれていました。この投稿を読んで改めてジーンときてしまいました。8年前の自分と今とでは全く違うので逞しくなったものだとしみじみ実感しております。

 
 
今は歳のせいもあって発送作業や手続きが大変のようで何も送ってもらわなくなりました。ロンドンにいれば日本のものが何でも手に入るので送料をかけてまで送らなくてもって感じです。
 
父は私に似てものすごいアクティブ人間です。85歳を過ぎても、ボランティアで新聞の記事を書いたり、20年間、市民プールに通い続け、よほどの用事や病気以外は休まず通い続けています。
 
両親が住んでいるマンションの二階に住民がメインで使えるコミュニティセンターがあり、そこを利用して毎週木曜日にマンション内に住む(または同じ町内に住む)老人を集めてコミュニティセンターでカラオケ🎤大会をやっています。その数平均30人ぐらい。父は機械好きなんでこの歳になってもPC、スマホ、タブレットを使いこなし、操作で分からないことがあればマンションの向かいのビルにあるソフトバンクまで行ってガンガン聞きに行ったりスマホ講習を受けに行ったりと実にアクティブです。
 
この老人たちだけの集いも父が企画したもので、父がカラオケのアプリを購入したんでタブレットとコミュニティセンターにあるモニターに接続してタブレットからカラオケを操作してみんなが歌いたい曲を選んで老人たちと楽しむ会を開催しているようです。
 
他の老人たちは機械操作できないので父がもっぱら選曲してあげたりで本人は全く歌う暇もないそうです。このカラオケの楽曲については著作権があるのでもちろんタダではないのであらかじめ1人につき数曲歌いたい歌を決めてもらい、その楽曲の費用は各自払ってもらい、父がまとめて楽曲をダウンロードしてカラオケを操作するのだそうです。このカラオケソフトを購入の際に営業から無料で何曲かついていますって言われ勧められてたそうですがどれも歌えない知らない曲ばかりだったそうです。(笑)月に一回、リクエストを受付けて、新たに楽曲を仕入れたい場合はまとめてお金を徴収してカラオケの曲を追加購入するらしいです。
 
日本もプチロックダウンしていたので、老人の仲間達が早くカラオケをやりたいと待ち望んでいるそうです。私も父を見習って、自分も楽しみながら社会貢献できるようになれたらいいなと思います。
 
今、父のが使っているスマホは老人向けのスマホらしいのですが、一日の初めにスマホを操作すると同時に自動的に「元気だよ」メールが私のメアドに配信されるので父の安否が確認できるようになっています。しかも終わりには今日は何歩歩きましたとメールで配信されてくるので3000歩以上歩いたときはちょっと遠くまでどこかに行ってきたんだなとか、150歩の時は近所のスーパーしかいかなかったんだなとかわかるので安心できます。スカイプもできるので毎週日曜日は家族とビデオチャットもでき、インターネットには感謝です。


もしこの世界中のロックダウン時にインターネットがなかったらみんなどうなっていただろう。退屈過ぎでストレスから犯罪が生まれていたかも。