日経新聞にマンション高騰という記事が掲載されました


日経の記事はこちらです
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51095980X11C19A0TJ1000/ 


【建築費増 28年ぶり6000万円】



日経の建築費増という見出しにつられて読んでみました。
建築資材や工賃が高止まりしている記事と、思ったからです。
 
しかし、読んでみると


・首都圏4〜9月の分譲マンション
・価格上昇の主因は土地価格 


ということでした。


価格高騰の原因について
五輪前のホテルや公共施設の建築の急増についても
記載されていました。

ただ、あまり、具体的な根拠や数値はありません。






【マンション価格は、年収の11倍】




マンション価格は首都圏で年収の11倍
東京都では約13倍とのこと

用地取得などの影響で
マンション価格は上昇しているものの
需要は少なく、契約率は低迷しているそうです。


契約率は、70%を下回ると不調とされるが
2019年4〜9月は、64.9%
という低水準であった。

これは、2008年上半期の63.9%
に次ぐ11年ぶりの水準とのこと。



価格上昇で消費者に慎重な姿勢が見られる

というのが、契約が不調な原因だと報じています。






【分譲マンションが不調の場合、賃貸住宅の需要はどうなるのか】



 
分譲マンションの価格が高騰すれば
ローン返済も高騰するため
賃貸から分譲住宅へ移行する人は少なくなると思われます。



分譲マンションが高騰するのであば
新規に土地を買って賃貸マンションを建てるのも高額になるわけです。

新築の賃貸マンションの建設費が高額であれば
当然、募集家賃も高額になります。
既存の大家さんにとってはありがたいです。


今後しばらくは

地主さんによる新築賃貸マンション、アパートの建設は
一定の割合であると思いますが

土地を買っての、賃貸マンション、アパート建設は
融資も厳しいこともあり
しばらくは激減しそうです。






既存オーナーにとって
供給過多がいちばんの不安です。

しばらくは、大丈夫そうですね。



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写真はイメージです