【短詩協奏】
吹き詰める初雪の石くれ 野谷 真治
猫炬燵婆さん蜜柑
素寒貧掌の穴
手袋の綻び引き払った下宿
春を待つ掌水のかたち
野谷さんにつけ句 金澤 ひろあき
石くれよ僕の影がある
蜜柑金柑がきのころ
てのひらに穴があったらかゆいかも
下宿引き払った時のことと彼女 まだまぶたにある
職業柄春をまつ時は鬱
吹き詰める初雪の石くれ 野谷 真治
猫炬燵婆さん蜜柑
素寒貧掌の穴
手袋の綻び引き払った下宿
春を待つ掌水のかたち
野谷さんにつけ句 金澤 ひろあき
石くれよ僕の影がある
蜜柑金柑がきのころ
てのひらに穴があったらかゆいかも
下宿引き払った時のことと彼女 まだまぶたにある
職業柄春をまつ時は鬱