うーくんは小・中と普通級で過ごし、今は普通科高校に通ってます。

 

障がい児じゃなかったら、と思ったことはいく度となくあるけど、

 

障害が治って普通の人になってほしいと思ったことはほとんどありません。

 

 

そもそも発達障害とか自閉症って治るものじゃないと私は思うんですよね。

 

(知的障害は別です。IQが伸びて知的障害じゃなくなったという話は聞いたことある。ただ、その人の本質がどうなのかってことは、わかりません)

 

うーくんが診断されたころと違って今は「発達障害が治る」ことを謳ってる本も出てるみたいですが、個人的にはうーんって思います。

 

(よく読むと治るというより、改善という方がふさわしい)

 

 

まあ、引き寄せや潜在意識の観点からみると「治る」ってこともありえるかもしれない。

 

でも私自身の経験から言うと、改善して普通の子に見えるようなことがあっても、「治った」と安易に思わない方が、親にとっても子どもにとっても、無難だと思います。

 

まだ成人してない子供の症状が改善された状況を「治った」と思ってしまうのはとても危険だと感じます。

 

一時的なものかもしれないし、治ったように見えても思春期になってどう変わるかわからない。

 

大人になるまでは、ちゃんと気にかけてあげる必要がある。

 

 

「治る」と書いてある本は、たいていものすごい努力が必要だし、レビューを読むと「改善した」と書いてあるんですよね。

 

 

 

改善して普通の人と同じような行動をしたり、普通に見えることはあるかもしれないけど、根本的なところ(特性)が完全になくなるってことはないと思う。

 

 

 

たまにブログとかで「診断が取れた」と書いてる方もいる。

 

それはたぶんもともと特性がそれほど強くなくて、成長とともにそれがなくなったように見えるから、お医者さんにそう判断されたのかなと思います。

 

でも、根本的な所・本質はたぶん変わらないんじゃないかなあと、私個人としては思います。

 

うーくんは大人になっても、年をとってもずっと自閉症のままだと思います。

 

ただ、小さい頃からなるべく普通の人と同じ行動ができるように育ててるので、学校で集団の中にいると、親でも普通の子と勘違いしてしまいそうになることはあります。

 

でも、それを「ほとんど普通の子と変わらない」「普通の子と同じになった」と思い込んでしまうと痛い目を見ることになります。

 

 

実際、私自身、中学でうーくんが普通の子と同じに見えた時があり、少しの間、つい自閉症ということを忘れてしまいました。

 

(私は「普通の子になった」とは思わないようにしてたけど、それでも本当に普通の子みたいだと、勘違いしてしまった)

 

でも、そのしばらく後に自閉症らしい行動をしたため、根本的なところは変わってないんだと、ショックを受けたことがあります。

 

 

そして普通の人(健常者)と同じ状態になる必要もないと思ってます。

 

それはあきらめとか無理だからとかではなく、特性だからです。特性は一種の個性だとも私は思っています。

 

 

その特性がなくなると、うーくんではなくなってしまう。たぶん、全くの別人になってしまうでしょう。

 

 

だから、困る部分は直して(完全になおらなくても、人に助けを求められるようなスキルは身につける)将来的に武器になる部分(いいこだわりなど)は伸ばす。

 

 

私はそれでいいと思っています。

 

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