おはようございます、落武者です。

日本の空って、あらためて見てみると電線だらけなんですよねえ。
日本は電柱の地中化が、諸外国に比べ遅れています。

 

さて、昨年10月、落武者領国を2回にわたって襲った水害。

一見、街中は復旧したかに見えますが、あくまで表面だけなのです。

落武者通勤路にあるアパートで、改装工事をしておりました。

 

1階が水没したアパートです。

すぐ側に川が流れていて、決壊こそしませんでしたが、溢れでた水が街を飲み込んだのです。

 

 

駅前の商店も閉鎖したところも多いですし、街に住む交通手段を持たないお年寄りが買い物をする場所が無くなったとの声も聞かれます。

 

このアパートの道路を挟んで建っている10軒ほどの戸建て賃貸住宅は、家財道具もそのままに誰も住民は戻ってきていません。

窓ガラスも当時の水圧で壊れたままで、非常に危険な感じがします。

 


 

公的資金を投入して、堤防や道路の修復、水道管等のライフラインの確保は、生活する上でもちろん必要です。

でも、それだけでは災害から復旧したことにはなりません。

住民が以前と同じように、それまで同様の暮らしを取り戻してこそ復旧したと言えるのではないでしょうか。

 

落武者が住む地域だけではありません。

ここ数年続く大規模な災害があった地域の事は、ほとんど報道されなくなっているのが現実。

熊本は?大阪は?広島は?北海道は?千葉は?長野は?

まだまだあります。

もう忘れられた災害なのでしょうか。

そして、東日本大震災で被害があった地域は?

オリンピックの聖火ランナーが通るなどということで、復旧復興が為ったなどと勘違いをしてはなりません。

無人の町を走る聖火ランナーに何の意味が有るというのか。

 

住民の心を置き去りにしたままの建物行政で、復旧が終了したとか、原発災害が収束したなどと為政者に言ってほしくはありませんね。