『国分一太郎童謡集』(北の風出版)より
昔、村の子は遊びを創造した。
213 荷馬車のり ←どこまで乗るか
荷馬車が 来た来た
どーれに のろか
この馬 あれ馬 耳たて馬だ
馬方 こわい 顔しているよ
これには のるな。
この馬 いい馬 やさしい目だま
馬方 やっぱり やさしい顔だ
これなら のろよ。
遠く つづいた たんぼの道よ
どこまで のろか
たんぽぽ 咲かなくなるまで のろよ。
まだまだ 咲いてる
どこまで のろか
そらまた 咲いてる
どこかで おりよ。
馬方 気づかぬ
まだまだ のろよ。
たんぽぽ もひとつ
見えたら おりよ。
もひとつ 見えたら
ほんとに おりよ。
国分一太郎児童文学集6『塩ざけのうた』
「綴方読本三」昭9・5
昔、村の子は遊びを創造した。
213 荷馬車のり ←どこまで乗るか
荷馬車が 来た来た
どーれに のろか
この馬 あれ馬 耳たて馬だ
馬方 こわい 顔しているよ
これには のるな。
この馬 いい馬 やさしい目だま
馬方 やっぱり やさしい顔だ
これなら のろよ。
遠く つづいた たんぼの道よ
どこまで のろか
たんぽぽ 咲かなくなるまで のろよ。
まだまだ 咲いてる
どこまで のろか
そらまた 咲いてる
どこかで おりよ。
馬方 気づかぬ
まだまだ のろよ。
たんぽぽ もひとつ
見えたら おりよ。
もひとつ 見えたら
ほんとに おりよ。
国分一太郎児童文学集6『塩ざけのうた』
「綴方読本三」昭9・5