老いるという事 | みるくぅ miru coo chimurin

みるくぅ miru coo chimurin

アメリカンショートヘア、レッドタビーの男の子。
チムリンの日常。
ビーグルみる(永遠の17歳3ヶ月)
ミニチュアダックスくぅ(永遠の16歳8ヶ月)
2022.10に2人とも旅立ちましたが時々思い出話も。





一昨日の明け方から、くぅさんが咳をする。

ブォッブォッブォッ ガァ!

みたいな。

今までも時々はやっていた。

水を飲んだ後とかにやってたなぁ。

すぐに治まってたけど。







でも、一昨日からは何もしていないのに咳をするようになった。

ネットで調べてみた。

ケンネルコフ、心臓肥大、気管炎症、子犬と老犬は早めに受診をと。

他にも色々読んでみた。

リードがキツくて気管が炎症してしまったとか。

もしかして、胸の大きな脂肪腫が気管を圧迫しているのかも…

とにかく病院へ行かなくては。







咳をしている時のビデオを撮って行った。

こんな咳ですと伝えるために。

そんな必要は無く、診察台の上で咳をしていた。

すぐにレントゲンを撮りますと、くぅさんは連れていかれた。

あぁ……

この感情は何?

不安、悲しみ、ドキドキする。







レントゲン写真を見せてもらい、説明を受けた。

気管が潰れている箇所がある。

気管の周りは軟骨で出来ていて、軟骨に張りが無くなったのが原因。

原因は遺伝、そして老化。

症状をやわらげる薬を出すが、薬で治る事は無い。







改善はしない。

じゃぁ、どーすれば予防出来るのか。

湿度。

快適な湿度を保つ事。

乾燥し過ぎても、湿度が高過ぎても苦しくなる。







この子達は、確かに年を取っている。

12才と13才だ。

みるさんは目が、殆ど見えない。

アレルギーで目が痒くて、掻き過ぎたのが原因だ。

アレルギーなのは、みるさんのせいじゃないのに。

くぅさんはヘルニアの手術とリハビリを頑張った。

だのに、最近歯を何本も抜く手術をした。

ダックスは歯茎が弱い子が多いらしい。

くぅさんが悪いんじゃないのにね。







来週、みるさんは手術をする。

粉瘤だって、みるさんが悪いから出来たんじゃない。

くぅさんの気管が潰れたのだって、少しもくぅさんが悪い訳じゃない。

遺伝と老いが原因。

老いるとは、悲しい響き。

でも、赤ちゃんの時に出会って、元気な若い頃を楽しく過ごして、一緒に年をとって、色々な事があって。

愛おしさは日々大きくなる。

小さくて元気で可愛らしい子犬の時の何倍も、今が愛おしくて。

何があっても、出逢えた事に感謝してる。

ヘルニアの手術の時、軟化症で死んでしまうかもしれないと思った。

あの時、死んでしまったら老いる事は無かった。

だからね、老いるという事は幸せな事なんだと思う。

一緒に過ごした時間が長いという証。

今日も一緒に。

明日も一緒に。






にほんブログ村 犬ブログ ビーグルへ