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バトル-08 [高校生バトル-01]

「今回の高校生日本史バトルは公立高校入試レベルだから、三郎でも結構解けると思わよ。」
「お姉ちゃん、高校生バトルなのに中学生向け?」
「ええ、高校生バトルのシステムがバージョンアップして参加し易くなったの。
 まずは誰でも参加出来る十級からのスタート、十級問題で合格点を三回取れたら九級にチャレンジする資格が得られるのよ、二人での挑戦も有りだから一緒にやってみる?」
「うん。」
「えっと、エントリーは…。」
「あっ、人数制限が有るんだ。」
「同時に大勢が取り組むとサーバーへの負荷が心配なのね。
 十五人待ちだけど、予想待ち時間は五分だから予約を入れるわよ。」
「良いけど、どういうルール?」
「問題は幾つかに分かれていて、それぞれに時間制限有り、今回は五択問題だけだから三郎がマウスで選択してね、始めは時間に余裕が有るみたいだから、まずはやってみましょう。」
「分かった、始める前にトイレに行っておくよ…。」

「三郎、始めるわよ。」
「スタートボタンをクリックだね。」
「…、どう?」
「五択と言っても一問目は織田信長一択でしょ。」
「ええ、取り敢えずこの十問は全部選択してみて。」
「はは、楽勝だね。」
「初級クイズって感じか、時間にも余裕が有って三郎には簡単過ぎかしら。」
「油断はしない、ねえ、お姉ちゃん全部自分の力で解かせて。」
「良いわよ、私は見てるだけにするわ。」

「終わった~、後の方は少し難しかったけど高校入試ってこんなレベルなの?」
「ふふ、高校入試が日本史だけなら中学二年生の三郎でも余裕を持って合格出来そうね。」
「だけならね、あっ、もう結果が出て来た…。」
「所要時間は全て規定範囲内、得点九十五点、これまでに挑戦した三千九百四十三人中六百二十一位、合格、後二回の合格で九級への挑戦権獲得か、上出来じゃない。」
「九十五点で六百位か~、満点の人が少なからずいたのだろうな。」
「高校三年生や大人も挑戦してるのだから仕方ないわよ。」
「そっか、でも九級を目指したくなったね。」
「その前に間違えたところを確認してみましょ。」
「うん…、あっ、そうか、この五択はもっと慎重に読まなきゃダメだったんだ、落ち着いて考えたら間違えなかったのにな。」
「そうね、私も別の問題で勘違いしてたわ。」
「九級の問題って難しいのかな?」
「一級が偏差値の高い大学入試に向けての問題なのだから、九級はそこまで難しくないと思うわよ。」
「お姉ちゃん、十級をクリアして先に進もうよ。」
「ええ、九級になったら私の出番が有るかしら?」
「中学と高校では内容が違うのでしょ、お姉ちゃん高校の教科書見せて。」
「ええ、ちょっと待ってて。」
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