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バトル-09 [高校生バトル-01]

「春子、日本史バトル、弟とやってみるとか言ってたけどどうだった?」
「十級は楽勝でクリア出来そう、弟は私の教科書を読み始めたから九級も行けるんじゃないかな。」
「へ~、姉が真面目だと弟もってこと?」
「真面目なのかどうかは分からないけど、歴史は元から好きみたいで本を読んだりしてたからね、クイズを解く感覚で楽しそうに取り組んでいたわよ。」
「そっか、うちの妹は…、クイズ感覚なら少しは解く気になるのかしら。」
「中三でしょ、勧めてみたら。」
「反抗期なのよ、ねえ、中二の男の子だと反抗期ではないの?」
「親には普通に反抗してる、でも私にはね。」
「姉には逆らえないとか?」
「そんなんじゃないと思う、私は彼が小学六年生の頃から意識的に一人の人間として人格を尊重して来たの、弟は弟なりにそれを感じてくれたみたい、小さい頃から面倒見て来た事も有って仲が良いのよ。」
「へ~、うちは姉妹喧嘩が絶えなくて…、私は春子みたいな人格者じゃないからね。」
「でも一緒に遊びに行くのでしょ。」
「まあね、ゲームに誘う感じで高校生日本史バトルを勧めてみる、頭は悪く無いから、何か切っ掛けが有れば伸びると思うの。」
「それなら試してみる価値は有るわね、高校生バトルの中学生版が有れば良いのに、陽子も数学バトルのコンテンツを利用して理解が進んだのでしょ。」
「ええ、バトルに参加は無理だけど…、数学も日本史バトルみたいな形式にして行くのかな。」
「日本史バトルに問題が無かったら拡大して行くとはアナウンスされてたわね、でも中学生版までは予算とか難しそうだわ。」
「日本史バトルのシステム構築にはお金が掛かってそうだったの?」
「難しいことは分からないけど、問題をバランス良く作って行くだけでも大変だと思う。
 問題が少なかったら、利用者が伸びないだろうし。」
「どれぐらいの利用が有るのかしら?」
「私達が取り組んだ時で四千人弱の人が同じ問題に取り組んでた、因みに弟は六百二十一位だったわ。」
「高校入試レベルとは言え、高校生対象の問題でその成績なら優秀、ねえ、写真見せてよ。」
「良いわ…。」

「おっ、美形じゃん、背は春子と同じぐらい?」
「最近抜かれてしまってね。」
「会ってみたい…、そうだ、妹も一緒に四人で日本史バトルとかどうかな、彼となら妹もやる気になりそうだわ。」
「えっ、どうかな、聞いてみないと…。」
「そんなの姉の力で言う事を聞かせてさ。」
「さっき言ったでしょ、私は弟の人格を尊重して来たって。」
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