快風走

走っているとき、そして、走った後の風の心地よさはランニングの最高の楽しみです。

回想録・第9回児島半島港めぐり100㎞マラソン(2016.9.18)~ウルトラ3連戦の第2戦~

2020-05-22 11:01:01 | 児島ウルトラ
JNからの完走記転載シリーズ。

2016年9月18日の児島ウルトラ。
この月は、9月11日に上州武尊スカイビューウルトラトレイル(129㎞)、18日児島ウルトラ、25日村岡ダブルフル、と3週連続でウルトラの大会にエントリーしていた。

まだまだ元気だったころ。
モチベーションの下がった今だと、ちょっと考えられないし、そもそもそんな体力もないかもしれない。

ただ、上州武尊トレイルがあまりにきつすぎて、児島も村岡もぼろぼろだった。

Aコース(111.02㎞)はエントリー25人、完走21人、欠場2人、棄権2人
Bコース(101.35㎞)はエントリー34人、完走24人、欠場4人、棄権4人
完走率はAコース84%、Bコース(71%)
だった。

Aコースはkuroさんが初優勝(11時間50分46秒)、BコースはNさんが初優勝(10時間34分58秒)。Nさんのペースがけっこういい。
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(以下、完走記)
 注:食事中の方は読まないでください。お願いしますm(__)m。

【児島半島港めぐり100㎞マラソン完走記】
血尿、でました。

86㎞のエイドをすぎて入ったスーパーのトイレ。
排泄した小水がこれまでみたこともないような濃い紫色だったのでびっくりしました。
いわゆる鮮血じゃなく、身体の水分量の不足が原因と思われる症状なのであまり気にはならなかったのですが、それ以降のランは極端にペースを落としました。

やはりウルトラマラソンは身体にはよくない競技のようです。

【Start~梶岡交差点(39㎞エイド)】
18日午前5時05分スタート。
いつものお約束の定刻よりちょっと遅れのスタートでした。

今年はAコース(111㎞)に25人、Bコース(101㎞)に34人の合計59人のランナーが参加。
私はAコース。2年ぶりの参加です。

最前列からスタートして、最初の2㎞の下りはすさいちさんと並走。
後ろにはkuroさんとたかみつさん。
すぐにkuroさんが先頭にでて引っ張る形となりました。

kuroさんは10時間切りが目標だったみたいで、4’30~40/kmぐらいでぐんぐん加速していきます。
私にはオーバーペースなのでついていくのをやめました。
でも、玉原エイド(22㎞)までは小さいながらもその背中はみえてました。

すさいちさん、たかみつさんはマイペースで進んでいるみたいで、私も一人旅でした。

かなり過酷だった「上州武尊山スカイビューウルトラトレイル」から中5日。
身体のダメージは回復が不十分で脚はなかなか動いてくれません。

キロ5分を維持するのがやっとで、金甲山のふもとの梶岡エイド(39㎞)に到着したときは走る気力も失せてました。

【梶岡交差点~八浜(75㎞)】
いつもなら金甲山へは走って上がるのに、梶岡エイドからの緩い傾斜もすでに歩きモード。

エイドにいたO原さんに励まされたばかりなのに、身体がいうことを聞いてくれません。

金甲山登山口からは、バイクで並走してくれたムーさんに「やっぱ、年ですかね~」なんて愚痴りながらもやはり歩き。
「貝殻山でリタイアしますかね」って話していると、応援ランで走っていたあざらくさんと遭遇。

でも、やっぱりダメダメモードは変わらず・・・。

金甲山山頂までに、たかみつさんに抜かれ、その後、貝殻山までに5人のAコースランナーに抜かれたので、順位は7位にまで落ちてしまいました。

貝殻山エイドに預けたドロップバックを受け取り、10分ほどボーっとしてリタイアを決意。

着替えたらリタイア宣言しようと靴下を履き替えていたら、Leeさんが到着しました。 ドロップバックを受け取ると、Leeさんはテキパキとウエアや靴を着替えていきます。

それを見ていて、なぜか私も「もうちょっとだけ走ってみようかな?」って気持ちになり、結局、靴下だけを履き替えてリスタート。
大会へはLeeさんの車に同乗させてもらったので、ここで自分がリタイアすると、雨の中、かなり待たなきゃいけないって状況が嫌だったのかもしれません。

なぜだか、貝殻山からの下りがすいすいと脚を運べます。

身体にエネルギーが沸いてきました。不思議です。
梶岡エイドのO原さんの「もっとしっかり食べなきゃ」っていうアドバイスで、金甲山でおにぎり2個を歩きながら食べたのが良かったのかもしれません。
公園手前の激下りでTさん、海岸沿いでNさん、胸上でMさんを抜き、梶岡エイド(68㎞)で再びO原さんにパワーももらって、戸立峠の手前でたかみつさんを抜きました。 

このあたりのペースはキロ5を余裕で切っていたみたい。

2位のHさんを戸立峠(72㎞)でみつけた後は、抜こうと思えば抜けるけど、あえて200mほど先行してもらって、一定のペースを保ちながらちょっと様子をみてました。 

【八浜~ゴール(111㎞)】
リタイア寸前まで行ったのに、2位狙いの戦略を弄するとは、入賞というニンジンがぶら下がると、人間というものは欲がでるものです・・・。

私もペースがだんだんと落ちてきたけど、Hさんはそれ以上にみえました。

数キロほど追走した後、国道30号線を横断してからプチスパート。
一気に引き離すことができました。

86㎞のペルピエエイドで素麺を食べながら、コース上にHさんを探してもみえません。
ほっと安心して、その先へ進んだときに起こったのが、冒頭の「血尿事件」でした。

もしかして単に濃い尿というだけで血尿じゃないかもしれないけど、ちょっとビビりました。
残り22㎞。
完走を第一にゆっくり進むことにしました。

ところが、残り3㎞ぐらいの海岸線のコースで、後ろを振り向くと、約300m先にHさんの姿が見えました。
登りは基本的に歩きにしていた私を猛追してきたようです。

ここで3位に転落したら激しく後悔しそうなので、うっかりすると痙攣しそうな脚をだましだましなんとか最後の坂を駆けあがって2位でゴールできました。

最後がとてもしんどかったです。

1位でゴールしたkuroさんとの差は約7分ぐらい。
中盤まではかなり離されていたけど、終盤にはだいぶ追い付いていました。

ただ、「血尿事件」がなかったとしても、ひっくり返すことはできなかったかもしれません。

1位kuroさん、3位Hさん。

女子の入賞者もみんな知り合い。

1位まめくまさん、2位かま〜ち、3位ね〜さん。

この大会、全体の参加人数が60~70人の地元の大会なので、知り合いが多くてアットホームな雰囲気がとても最高です。
しかも、ライバル・ラン友との「親しき仲にも勝負あり」も存分に楽しめます。

主催の児島マラソンクラブのF原さん、U田さんを始めとする大会関係者のみなさん、ボランティア、スタッフのみなさん、ありがとうございました。 今年も素敵な時間を過ごすことができました。 (ゴール写真はすさいちさん撮影)

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