良くない志望理由書 | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

妙なテーマだが、備忘的に書き記しておく。

 

①先生など、誰かに書いてもらう。

これはもはや志望理由書ではなく、単なる誰かの作文

代筆をする人は教育者ではない

 

②B社などのマニュアルに当てはめて書く

これも志望理由書ではなく、単なる作業

空欄補充を大学が求めていると思うのだろうか???

クラス全員が同じ型で書くなど、もはや最悪・・・。

 

③大学パンフを写す

思考なき、書写。

大学の先生はそんなものを読みたいと思うのか?

 

④過去の志望理由書を参考にする

志望とは「志」であり、誰かのものが参考になった時点でオリジナルではなくなる。

 

⑤出だしが「私は~」とであり、途中に「きっかけ」の表現が必ずでてくる。

これまた型の志望理由書

 

志望理由書の「書き方」があるとすれば、それは小論文とまったく同じ「思考」で書く。

この意味を理解して書けば、おおよそは勝てる志望理由書になる。

 

志望理由書の「良し」「悪し」は、高校生でも十分に判断できる。