病院の中にある高速バスターミナル!? 汎航通運 林口長庚醫院 高速巴士站(林口長庚醫院高速BT)の続きです。
林口長庚醫院からは汎航通運の運行する台北駅行きの2001路に乗車しました。
2001路は林口長庚醫院と台北駅の間を結ぶ路線で、林口側は林口長庚醫院の敷地内から出発するなど、林口長庚醫院への通院やお見舞いに訪れる方の利便性向上のために運行されている路線です。
公路局に申請されている正規の高速バス路線であるため、運賃の安さなどから病院に用事のない通勤客などの利用も目立つのが特徴です。
林口長庚醫院からの台北駅行きは朝6時~23時10分まで、10~20分おきに運行されています。
林口長庚醫院の乗り場は病院内一階の一角にあり、入口には「汎航通運 高速巴士站」という掲示がされています。
バスターミナル内はベンチがずらりと並んでおり、路線別に座る列が分かれていますので目的の行き先の路線の列のベンチに座って待ちます。乗車が開始されると路線別にランプとブザー音にて知らせてくれます。
乗車券の発売はなく、運賃は乗車時に車内にて支払います。台北駅行きは全区間均一で35元です。
運賃の支払いには悠遊カードなどのICカードが利用できます。乗車と降車の際に扉付近にあるICカードリーダーにタッチして乗降します。
なお、林口長庚醫院の一部の出入口は早朝深夜は施錠されており、時間帯によってはバスターミナルへのアクセス方法が限られます。今回は21時過ぎに到着したため表玄関が閉まっており、一般駐車場奥のバス待機場付近にある裏口から病院へ入り、バスターミナルに向かいました。
車内は4列のシートが並んでおり、リクライニングの機能も備わっていますので快適に移動することができます。
なお、車内にトイレの設備はありません。また高速道路を走行するため、発車前にシートベルトを着用するようにしましょう。
バスは林口長庚醫院を発車し、病院を出て中山高速公路の林口交流道へ直行します。
中山高速公路を経由して台北方面へと直行します。
台北交流道からは台北市内に入り、台北駅方面へ向かいます。同じ林口方面からきた三重客運のバスとも一緒になりました。
高速を下りてすぐの所にある汎航通運の事務所前で業務連絡等のために数分に停車し、その後は啟聰學校、成淵高中(MRT民権西路駅)の順に停車して台北駅を目指します。
そして林口長庚醫院から35分ほどで終点の台北駅に到着しました。到着は台北駅舎の北一門の目の前で、臺鐵や台湾高鐵、台北MRTなどの乗り継ぎには便利な場所です。國光客運台北車站も目の前にあります。2001路の林口長庚醫院行きのバスも降りた場所と同じ所からの発車となります。
バスは到着後、折り返しの林口長庚醫院行きになりますが、乗車の際に運転手が乗客一人一人に対して手にアルコール消毒のスプレーを吹きかけていました。病院行きのバスということももちろんあると思いますが、台湾の新型コロナウイルスに対する対策は本当にしっかりしていると改めて感じます。
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