新型コロナウイルスの影響で乗客大幅減!? 國光客運1819路 國光客運台北車站→桃園機場第一航廈 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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引き続き台湾の情報をお届けいたします。

 

台湾から日本へと向かうフライトの日のことになります。今回は以前から桃園国際空港へのアクセスに利用されていた國光客運の1819路を利用してみました。

桃園機場捷運(桃園MRT)の開業後は乗客の減少に悩まされている國光客運の1819路ですが、現在も24時間、最大10分おき程度の運行を維持しています。必ず座って移動でき、MRTでは禁止されている車内での飲食もバスでは可能といった1819路ならではのメリットを前面に出して今日も安全・快適に運行されています。

 

 

國光客運1819路の桃園国際空港行きの乗り場は台北駅前にある國光客運台北車站(國光客運台北駅バスターミナル)です。

臺鐵、高鐵の台北駅からは東三門を出てすぐ、MRT台北駅からはM1もしくはM2出入口を出てすぐの好立地となっています。

乗車券は建物内の窓口で販売しているほか、クレジットカードで支払いされる場合は日本語対応の自動券売機も利用できます。

また、悠遊カード、一卡通などのICカードをお持ちの方は乗車券を購入することなくバスに直接乗車できます。乗車時と降車時に扉付近にあるICカードリーダーにICカードをタッチして乗降してください。なお、混雑時はホームに特設のICカードリーダーが設置されることもあります。この際はホーム係員の指示に従ってください。

悠遊カードへのチャージは國光客運の窓口及び建物内のカード販売とチャージ対応の販売機にて行うことができます。一卡通へのチャージは建物内にあるコンビニにて行うことができます。桃園国際空港までの運賃は140元ですので残高があるか確認の上でご乗車ください。

また大きな荷物はトランクルームにて預けることになりますが、この際に空港で利用するターミナルを聞かれますので返答できるようにしておいてください。航空会社別の利用ターミナルについては到着の際の項にて説明します。

 

國光客運台北車站からは1819路とは別に大有巴士の運行する桃園国際空港行きのバスもあります。

こちらの路線を利用すると1819路より少し安い運賃で空港まで行くことができますが、多くの便が南崁交流道から下道を経由して桃園国際空港へ向かうため、1819路よりも所要時間が長くかかります。お急ぎの際はくれぐれもご注意ください。

 

 

1819路は原則として4列シート・トイレなしのバスにて運行されています。トイレは乗車前に済ませておきましょう。

座席はリクライニングシートになっていて大変快適です。なお、高速道路を走行するため発車前に必ずシートベルトを着用しましょう。

 

各座席の横にはUSB充電ポートが設置されており、移動中にスマートフォンの充電を行うことができます。またフリーWiFiも利用できます。

1819路では車内での飲食は自由です。窓側の座席には飲み物を持ち込んだ際に便利なドリンクホルダーも設置されています。

 

 

バスは國光客運台北車站を出発し、一路桃園国際空港を目指します。

この日は14時発の便を利用しましたが、台北車站からの乗客は私しかいませんでした。新型コロナウイルスの影響で更に乗客が減っているようで以前では考えられないほどの空き具合です。

1819路には三重・重陽站経由と園環・圓山経由の便が運行されていますが、今回は後者の園環・圓山経由の便でした。園環・圓山経由の便は2時間に1本程度の運行となっており少し珍しいです。バスは台北車站を出ると北上し、園環(重慶)バス停などに停車していきます。台北市内の中心部を通って高速道路まで向かうことから、宿泊先によっては途中のバス停から乗車することもできます。

 

 

しばらく北上した後、台北交流道を手前にして右折し、MRT淡水信義線の高架をくぐります。

 

 

その後、バスは圓山轉運站(玉門)バス停に停車しました。こちらはMRT淡水信義線の圓山駅に隣接している國光客運のバスターミナルです。宜蘭・羅東・南方澳方面のバスが出発している乗り場にこのバスも停車します。

MRT淡水信義線沿線から乗り換えされる方や、基隆、八斗子方面からのバスで圓山へ到着された方もこちらから1819路の圓山経由便に乗車することができます。圓山経由便は本数が少ないため予め時刻をお調べの上でご利用ください。台北車站発車後15~20分後に圓山轉運站(玉門)にやってきます。

圓山轉運站(玉門)からは1名の乗車があり、私を含めて2名の乗客で桃園国際空港へ向かうことになりました。

 

 

圓山轉運站(玉門)発車後は再び淡水信義線の高架をくぐって反対側へ。圓山駅の前を通り過ぎ、しばらくは西へ西へと進んでいきます。

 

 

淡水河にぶつかったところでバスは右折し、先にある環北交流道から中山高速公路に入ります。

 

 

環北交流道から入ると、高架側の汐止五股高架段に直接入ることができます。林口交流道などを完全にスルーして進むことができるため渋滞にかかるリスクが大きく減ります。バスは中山高速公路を快走し、渋滞にかかることなく空港を目指します。

 

 

途中の機場系統交流道からは國道二號機場支線へと入ります。この先も非常にスムーズに進みました。

 

 

機場支線の終端である機場端(大園交流道)まで進み、バスはまもなく桃園国際空港に到着します。

桃園国際空港ではまず先に第1ターミナルに停車し、続いて終点の第2ターミナルに停車します。利用する航空会社によって降りる場所が異なりますので改めてご確認ください。

台湾と日本の間を運航する路線に関してはエバー航空(長榮航空)、チャイナエアライン(中華航空)、日本航空(JAL)、全日空(ANA)をご利用の方は第2ターミナル(第二航廈)タイガーエア台湾、Peach、ジェットスターアジア、ジェットスタージャパン、エアアジアX、エアアジアジャパン、スクート、キャセイパシフィック航空、スターフライヤーをご利用の方は第1ターミナル(第一航廈)でお降りください。

なお、日本路線以外の場合はターミナルが異なることがありますので、航空券購入時によくお確かめの上、お間違いのないようにお降りください。もし間違えてしまってもシャトルトレイン、連絡バス、桃園機場捷運でターミナル間を移動することは可能です。

 

今回は第1ターミナルを利用する航空会社に搭乗予定でしたので、第一航廈(第1ターミナル)にて降車しました。

台北車站からは50分ほどの所要時間での到着となりました。バスはこの先、終点の第2ターミナルへと運行されます。

 

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