台湾高鐵の各駅停車列車を短距離利用! 台湾高鐵0814次 高鐵台南→高鐵嘉義の続きです。
高鐵嘉義駅からは漢程客運の運行する橘9-1路に乗り換えました。
橘9-1路は高鐵嘉義駅と麻豆轉運站、佳里の間を運行する路線で、嘉義縣まで乗り入れるものの、台南市の管轄する大台南公車路線の括りに入ります。
2019年12月5日に運行を開始したばかりの新しい路線で、当初は高鐵嘉義駅-佳里経由-麻豆轉運站を運行する橘9路と、高鐵嘉義駅の麻豆轉運站の間を速達で運行する橘9路直達車の2つの形態にてスタートしました。
その後、2020年3月31日に運行形態の再編が行われ、高鐵嘉義駅-學甲経由-佳里站を運行する橘9路と、高鐵嘉義駅-麻豆轉運站経由-佳里站を運行する橘9-1路の2つの系統に分離されました。
今回は再編前に運行されていた橘9路直達車に高鐵嘉義駅から麻豆轉運站まで乗車した際の様子を紹介します。橘9路直達車は当時は高鐵嘉義駅発が10時20分発、17時20分発、18時20分発、麻豆轉運站発が8時40分発、15時50分発、16時40分発の合計3往復のみが設定されていました。
なお、現在は同じ経路を佳里行きの橘9-1路で利用することができますので、高鐵嘉義駅と麻豆轉運站の間は変わりなく移動することが可能です。橘9-1路は高鐵嘉義駅発朝8時30分~22時30分まで、2~3時間おきに運行されています。本数が少ないので、事前に時刻表をご確認の上で利用してください。
橘9-1路は乗車券などの発売はなく、乗車時に運転手に直接運賃を支払います。運賃は高鐵嘉義駅から麻豆轉運站まで130元、佳里站まで150元です。悠遊カード、一卡通(IPASS)、愛金卡(icash2.0)の3種類のICカードでの乗車も可能で、ICカード利用時は乗車時と降車時にドア付近にあるICカードリーダーにICカードを確実にタッチして乗降してください。
なお、橘9-1路でICカードを利用して乗車した場合、8kmまでの運賃が無料となりますので、8km分の運賃が割り引かれて現金乗車よりも割安な金額にて乗車することが可能です。
なお、私が乗車した際は開業して間が経っていなかったため、開業記念として運賃無料にて乗車することができました。
橘9-1路ではノンステップバスとハイデッカー車両の2種類のバスが使用されており、今回はハイデッカー車両が充当されていました。
ハイデッカー車両は漢程客運の属するibusグループの他社(仁友通運)から移籍した元貸切車両で、車内は4列シートのリクライニングシートが並んでいてとてもゆったりとしています。橘9-1路は高速道路を走行しますので、着席したらシートベルトを着用しましょう。
なお、車内にトイレの設備はありませんので、トイレは高鐵嘉義駅などで済ませてから乗車するようにしてください。
バスは高鐵嘉義駅を発車し、早速台南市方向へと南下していきます。
しばらくは台湾高鐵の高架に沿うように走ります。
その後、鹿草交流道から東西向快速公路東石嘉義線に入り、高鐵の線路をくぐって東方向へと進んでいきます。
その後、嘉義系統交流道からは中山高速公路(國道1號)に移動し、再び進路を南へと変えていきます。
その後はしばらく南下を続け、新營などを通過してノンストップにて麻豆方面を目指します。
そして麻豆交流道で中山高速公路を下りて台南市内へと入ります。
麻豆轉運站は高速道路からアクセスしやすい場所に設けられたバスターミナルであるため、麻豆交流道から下道を数分走行するとすぐに到着となります。麻佳路を少し進み、先にある交差点から細い道に入ると目の前に麻豆轉運站が現れます。
そして高鐵嘉義駅から約30分ほどで麻豆轉運站に到着しました。当時は所定の所要時間が35分となっていましたのでほぼ定刻に到着しました。現在は所要時間が50分に改められていますが、順調に運行すると早着する可能性もあると思います。
現在の橘9-1路は麻豆轉運站から先、佳里まで運行されていますが、当時は麻豆轉運站が終点であったため、バスは到着後すぐに回送されていきました。
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