台南市麻豆區 麻豆轉運站(麻豆バスターミナル・高速バス編) (2020年8月改定版) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

アジア10ヶ国、数百路線のバスを乗り歩いた私が各国の路線バスを中心に交通、ホテルに関する情報をお届け!
アジア各国の情報提供強化のため、日本の情報更新は現在縮小中です。

台南のバスの歴史を学べる博物館! 台南市 大台南公車故事館(麻豆轉運站内)の続きです。

 

今回は前回訪問した大台南公車故事館のある「麻豆轉運站(麻豆バスターミナル)」を紹介します。

麻豆轉運站は台南市麻豆區の麻豆交流道からすぐの所にある高速バスと大台南公車(台南市内バス)の総合バスターミナルとなっています。

それまで各社バラバラで高速バスと市内バスの乗り継ぎも考慮されていない麻豆のバス乗り場を統合し、2015年9月14日に麻豆果菜市場の敷地を一部転用する形で開業しました。

2018年11月8日には建物2階に大台南公車故事館(台南市内バスの博物館)がオープンし、バス乗り場だけでなく観光施設としての機能も果たしています。

 

麻豆轉運站については以前にも紹介していますが、今回は2020年8月現在の乗り入れ路線や時刻を反映した改訂版として、高速バス編、市内バス編に分けて現在の様子をより詳しく紹介します。今回は高速バス編です。

 

 

建物内は市内バス、高速バス共用のバス待合室と、乗り入れている高速バス事業者二社(統聯客運、和欣客運)の乗車券発売窓口があります。空調が効いており、暑い日が多い台南でも涼しい環境でバスを待つことができます。

和欣客運の窓口横には現金専用の自動券売機が設置されており、こちらでも乗車券の購入ができるようです(訪問時は使用停止中でした)。

 

 

待合室内には統聯客運と和欣客運のバスの発車時刻や後何分で到着するかを表示するモニターが設置されています。

和欣客運の方は残りの座席数の表示も行われており、直近のバスの空席状況が一目でわかります。

 

 

敷地内には飲み物やお菓子などを販売する自動販売機が設置されています。ドリップコーヒーなどを販売するタイプの自動販売機もあり、こちらは日本製であるため、一部に日本語表記もありました。

なお、コンビニについては麻豆轉運站内にはなく、この他の買い物等はそばの大通り(麻佳路)へ出て少し歩く必要があります。

トイレは建物を出てすぐの所に設置されています。

 

 

ホームへと出てみます。ホームでバスを待つこともできますが外は暑いので、高速バスについては待合室で待っていた方がよいと思います。

台北、高雄方面などのバスはバスの到着時に係員による案内も行われます。

乗り場は統聯客運はホームの先頭の方にあるAホームで、和欣客運は建物前のC、Dホームにて乗降扱いを行います。

 

それでは麻豆轉運站を発着する高速バス路線について紹介します。

 

 

まずは統聯客運の運行路線を紹介します。

こちらは台北行きの1628路です。台中の中港轉運站、中壢などを経由して台北轉運站まで運行しています。

麻豆から中港轉運站までの利用も可能ですので、台中朝馬方面へお越しの際も利用可能です。

朝7時37分~19時07分まで(日曜は20時07分まで)、30~120分おきに運行されています。

車両は3列シート・トイレ付バスで運行しています。但し、週末や繁忙期の増発便は4列シート・トイレ付バスとなることがあります。

 

 

こちらは台中行きです。台南と台中を結ぶ1625路のほとんどの便が麻豆を経由しています。

終点は台中駅前の台中轉運站ですが、途中、朝馬も経由しています。

朝6時05分~深夜0時30分まで、15~60分おきに運行されています。

車両は3列シート・トイレ付バスで運行しています。但し、週末や繁忙期の増発便は4列シート・トイレ付バスとなることがあります。

 

1625路は麻豆から台南轉運站方面へも乗車することが可能です。

台南轉運站方面は朝7時~深夜1時頃まで、14~60分おきに運行されています。

 

 

こちらは高雄と北港・三條崙の間を結ぶ1650路、1651路です。途中で麻豆轉運站を経由しており、北港方面、高雄方面のどちら方向へも乗車可能です。

北港方面は1650路が口湖を、1651路が四湖を経由して三條崙へ運行しています。高雄方面はどちらの路線も岡山、楠梓、捷運技擊館站(高雄MRT技撃館駅)を経由しています。なお、一部の便は北港が始発終着となり、そちらは口湖、四湖、三條崙方面へは行きません。

北港方面は朝7時53分~19時53分まで(日曜は20時23分まで)、高雄方面は朝7時35分~19時35分まで、1~2時間に1本程度運行されています。

車両は多くの便が4列シート・トイレ付バスで、一部の便は4列シート・トイレなしの車椅子対応バスで運行しています。

 

 

ここからは和欣客運の路線を紹介します。こちらは台北行きの7500路です。

一部の便は途中、台中の朝馬轉運站、新竹站、桃園站(經國轉運站)を経由しています。台中朝馬方面への移動にも利用可能です。

24時間運行されており、常時30~40分に1本程度は運行されています。

車両は2列シートもしくは3列シートのトイレ付バスで運行しています。但し、台中経由の便は原則として3列シートとなります。

 

 

こちらは板橋行きの7505路です。途中、中壢、新埔站を経由しています。

24時間運行されており、30~90分おきに運行されています。

車両は基本的に2列シート・トイレ付バスで、一部の便は3列シート・トイレ付バスで運行しています。

 

 

こちらは高雄行きの7502路です。嘉義と高雄を結ぶ路線ですが、嘉義方面へは乗車できず、高雄方面のみ乗車可能です。

朝6時52分~20時52分まで(金~日曜は22時42分まで)、30~120分おきに運行されています。

車両は3列シート・トイレ付バスで運行しています。

 

※2020年8月現在、新冠肺炎(新型コロナウイルス)の影響で、高速バスは減便ダイヤにて運行している路線があります。最新の時刻表をご確認の上でのご利用をお願いいたします。

 

台湾を自宅で楽しめる商品のご案内