がん治療をしていると、スーパーデーターを叩きだすもふもふちゃんがいます。
私たちの病院は、基本同じような治療をしています。それで治る子とそうでもない子の違いは何かをいつも探求しています。
もちろん全部のもふもふちゃんが、その効果が効くというわけではありませんが、それが「半日断食」です。
以下のもふもふちゃんには、やってみるといいかもしれません。悩まれているときは、専門医とご相談くださいね。
1、慢性疾患がなかなか治らない。
2、がん
3、食欲がある。
4、肝臓疾患の子はおすすめ出来ません。
5、比較的体力がる。
6、体重がある程度ある。
7、普段からあまり吐かない。
このような条件が揃えば、「半日断食」をやってみる価値はあります。
(理由)
1、がんなどの疾患は、免疫系がうまく働いていない。
2、満腹のときは、血液の中に糖、脂肪、タンパク質があり、このとき血液中の中にある白血球ががん細胞などの貪食力が落ちる。
3、空腹時、血液の中の栄養素も不足しているので、白血球はがん細胞やアレルゲンなどの貪食能力が盛んになる。
このような実験は、
南カルフォルニア大学、モルガン博士が、「カロリー制限が抗炎症作用がある」という論文を2006年に発表をしています。
それで、私たちの病院では、がんの子に、以下のような指導をしています。
1、何も食べない時間を作る。(12時間とか10時間)
水はたくさん飲ませる。がんの子はジュースは飲ませる。
2、10時間とか8時間だけ、食べる時間にして、そのときに出来れば、食事を1回にする。1日量を1回で無理な場合は、3時間ぐらいあけて、また食べさせる。
注意:食事量を減らすわけではない。回数を減らすだけ。
このようなに指導をしています。
1、食欲がない。
2、元気がない。
3、吐く
などの症状が出た場合は、その子に合っていないので、すぐにやめてくださいね。
(まとめ)
1、ちょこちょこ与えるのではなく、食べる時間と空腹時間のメリハリをつける。
2、空腹は、免疫力をあげる力がある。
今日のブログの参考は以下です。
超一流は無駄に食べない──「少食」×「空腹」で活力がよみがえる!
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