■食事療法 皮膚病がなかなか治らない!#食事療法#皮膚病#アトピー性皮膚炎 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

↑人間の本なので、動物用にアレンジする。『おくしりスープ』から

(味付けはしないで、与えてくださいね。)

 

もふもふちゃんの皮膚病の一般的な治療法

①ステロイドを使う

②シクロスポリンを使う

③処方食を食べる

 

このような治療を受けている子が多いです。

 

一時的にはいいのですが、長期に続けていると、以下のような疾患になる率が上がります。

①糖尿病

②肝臓疾患

③がん

 

などです。

 

それで時間はかかるけれど、食事療法を選択される飼い主さんがいらっしゃるわけです。

 

●アトピー性皮膚炎にしっかり取って欲しい栄養素

①ビタミンA

②亜鉛

③ビタミンC

④EPA

 

です。

①ビタミンA

 ニンジンなどのβーカロチンにも含まれています。

 鶏のレバー、ウナギ、 銀ダラ、魚、動物の肝

 

②亜鉛

 牡蠣、

 

③ビタミンC

 ブロッコリー、ブロッコリースプラウト、ゴーヤ

 

④EPA

 小魚、エゴマ、アマニ油、

 

このような食事をスープにしてあげてください。エキスが溶け込みます。

 

炭水化物っも必要なので。

*玄米

*イモ類

*全粒粉の小麦粉

 

これらが無理な場合は、米でもいいです。

 

その子を診ながら、食材を選ぶことになります。

 

私たちは、血液検査を見ながら、そのような治療もすすめています。

 

参考文献